日本に逃れてくるシリア難民を見捨てるな

内紛が続き、緊迫した状況が続くシリア。政府軍と反政府軍の間で、武器をもたない市民が犠牲になっています。身の危険を感じ、国を逃れて「難民」となるシリアの人びと。彼らの身の安全を守るために、力を貸してください。

シリア情勢は今、予断を許さない状況にあります。紛争が始まってから、推定4万人以上が亡くなっています。それに加えて、これまでシリア国内で百万人以上が家を追われました。シリアから戦闘を逃れ国外に脱出した難民は、60万人に迫っています。また、その何倍もの数の国内避難民が、食糧や医療、その他の救援物資が不足する中、厳しい生活を送っています。

トルコ、レバノン、ヨルダン、イラクは、概して大量の難民を受け入れ、国内にとどまることを許可しています。しかし、紛争が激化するにつれ、国境を越える人数が急増しています。

ますます追い詰められるヨルダン国境沿いのシリア難民たち

シリアに隣接するヨルダンには、およそ17万人のシリア難民が逃れています。しかし1月18日にヨルダンの首相は、「アサド政権が倒れたら、難民の数が著しく増えることが予想されるため、シリアとヨルダンの国境を封鎖する」と表明しました。シリアの人びとが最も支援を必要とする時期に、強行な手段をとることは、危機にある人びとをさらに追い詰めかねません。

そのため、国際社会が断固とした行動を取り、難民を受け入れている国々と責任を分かち合うことが不可避となっています。

▽シリアについてもっとよく知る
報告書:無差別攻撃にさらされる市民たち~シリアからの現地レポート~

日本に逃れてくる難民たち

安全を求めて逃れざるを得なかった人びとを支援し守ることは、難民条約に加入する日本の責務です。しかしながら、日本は難民条約に加入しているにもかからず、ほんの一握りの難民しか受け入れをしていません。これまで日本で庇護を求めるシリア難民の中で、難民として認められた者は1人もいません。

冬が到来し、より厳しい状況に置かれている難民や国内避難民に、日本は国際社会の一員として目を背けてはなりません。

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日本で庇護を求めて難民認定申請をする人びとは年々増加しており、2011年過去最高の1867人でした。2012年もまたその数は増え、2012年の難民認定申請者は2100人にのぼると見られています。

逃れてきた人びとが、申請の結果を待つまでの難民認定申請者を支える制度も十分ではありません。申請者の急増を受けて、政府からの支援にアクセスするのに時間がかかり、その間に路上生活を余儀なくされる人びともいます。

手持ちのお金が限られる中、自分の食べるものを減らして、小さい子どものいるお母さん。泊まる先 も、宿泊費もなく、寒空の中公園のベンチに泊まる男性。

何年も難民として認められず、繰り返し収容される人びと。

日本は国として難民にどう向き合っていくのか、真剣に考えなさなくてはいけない時期にきています。

難民についてもっとよく知る

アクションに参加しよう!

日本政府にシリアからの難民を支援するよう求めてください。

署名はアムネスティ日本で取りまとめ、日本政府へ送ります。

アクション期間 2013年1月10日~5月1日※このアクションは終了しました。
要請先 谷垣 禎一法務大臣