最悪の人道危機からシリア難民を救え

現在、シリア情勢は悪化の一途をたどり、9月初旬の時点で難民が200万人を突破、国内避難民も425万人以上と推計されています。

命からがら逃れてきた人びとを救うことが、今、何よりも求められています。一緒に声をあげてください。

シリアにおける内戦が泥沼化するなか、これまでにおびただしい数の人が住み慣れた土地を追われています。国連の推定によると、難民の数は200万人を超え、国内避難民の数は425万人以上にのぼり、「近年において例がない人道危機」と言われています。 これは、シリアの人口約2100万人(昨年推定)の3分の1に当たります。難民の中には拷問を受けた人、重傷者、重病人、高齢者、障がい者も含まれています。また、全体の52%が17歳以下の子どもたちです。

多くのシリア難民が隣国に逃れていますが、より問題が深刻なのは難民キャンプに入ることのできない難民です。彼らの多くは、食料や医療といった、生きていくための最低限の支援にもアクセスができていません。現状ではキャンプに入れない難民の方が、はるかに数が多いのです。

シリアの近隣諸国である、レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク、エジプトは、シリアから逃れてくる難民や、帰国できなくなったシリア人を受け入れてきました。しかしこれらの国ぐにも未曾有の規模の難民を前に、門戸を閉じつつあります。例えば、シリアの西にあるレバノンは、人口が約430万人にすぎない同国に70万人以上のシリア難民が流入しました。

大量の難民を自国に受け入れたことにより、近隣住民とシリア難民との対立が見られる地域もあります。例えば、ヨルダンのマフラクでは、何千人ものシリア難民が押し寄せたことにより、ヨルダンの人びとの宿泊先がなくなったとして抗議行動が見られました。事態が長期化すれば、より問題が深刻化することが予想されます。
(赤字部分:2013.10.04更新)

門戸を閉じつつある近隣諸国

2012年夏以降、トルコ国境は封鎖されており、パスポートを持っていなかったり、緊急に治療を受ける必要のあるシリア人が、国境から追い払われています。またヨルダンからも多くのシリア難民が強制送還されています。レバノンでは2013年7月後半以降、制限が厳しくなり、身分証明書のないシリア人や、シリア在住のパレスチナ難民の入国を拒んでいます。

短期間に大量の難民を受け入れた国は、大変な経済的、政治的問題に直面し、その負担を負いきれなくなっています。深刻な資金不足に陥り、避難所の設置や清潔な水の供給、食料援助や教育など、難民を受け入れるために必要不可欠なモノを供給することができていません。加えて、のしかかる難民支援の負担は自国の人びとへのサービスにも影響し、難民と周辺地域の住民との間の緊張が高まっています。

国際社会の役割

シリア難民の数は日に日に増加していますが、その負担を近隣諸国に強いる体制には限界が来ています。これらの地域にいる難民の受け入れ体制には、約30億米ドルが必要になると国連は見積もっていますが、現在までに集まった寄付額は、目標資金の40パーセントにすぎません。

シリアの人びとのために今、私たちができることは、シリア難民危機のための資金提供の規模を拡大し、シリア近隣諸国への持続的、長期的支援を行なうよう、日本政府に求めることです。さらに、野放しにされているシリア内戦下における戦争犯罪の調査を公正に実施し、これ以上の重大な人権侵害を未然に防ぐ道筋を作ることです。

アクションに参加しよう!

難民の支援と重大な人権侵害を裁くために、安倍首相に要請してください。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2013年9月10日~10月15日)
要請先 安倍総理大臣