シリア内戦から3年:飢えに苦しむ人びとを救え!

今、この瞬間も、子どもや女性を含む25万人ものシリアの人びとが政府軍や武装勢力による包囲下で苦しんでいます。身動きがとれず支援物資が届かない中、人びとは飢餓と闘っています。狙撃手によって撃たれた市民も少なくありません。

2014年2月22日、国連の安全保障理事会はようやく、シリアの人道支援決議を採択しました。この決議を実行に移し、シリアに対して制約なく人道的支援が行えるようにすることが不可欠です。皆さんの力を貸してください。

犬や猫を食べて生き延びる

シリアにおいて民主化を求めるデモが始まったのは2011年3月。その後、政府と反政府勢力の対立は内戦化し、状況は泥沼化の一途を辿りました。2013年末の時点で難民、国内避難民あわせて650万にのぼる人びとが人道支援を必要としており、「最悪の人道危機」と言われています。

そして現在、シリア各地であわせて約25万人が町に閉じ込められた状態になっています。多くは政府軍によって頻繁に砲撃や空爆を受け、1年あるいはそれ以上にわたって包囲され、身動きがとれなくなっています。食糧も医薬品も燃料もほとんどなく、飢えをしのぐために犬や猫を食べているという報告もあります。

決議を実行させるために

2月22日、国連安保理はようやく、戦争犯罪や人権侵害を含む人権侵害を止めるようすべての紛争当事者に求める決議を採択しました。決議はまた、市民の包囲を直ちに中止し、国連人道支援機関などが現地に妨害なく物資を届けることができるよう求めています。

しかし現在、シリア政府軍も反体制派も、決議を十分に守っているとは言えない状況です。決議を採択した安全保障理事国は、すべての紛争当事者が決議に沿った行動をとるように監視し、その履行を保証しなければなりません。

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ヤルムーク難民キャンプ

action_Syria_201403_02.jpg小さなパンを握りしめる少女。シリア・ラタキーア県の国内避難民のキャンプ。2013年10月 ©Lens Young Hamwi/Demotix

首都ダマスカス南部にあるヤルムーク難民キャンプには、パレスチナ人とシリア人が住んでいます。2013年7月、シリア政府軍はこの難民キャンプを包囲し、あらゆる人や物資の出入りを妨害し始めました。そして2014年1月18日から完全にストップさせています。

キャンプの中には老若男女1万7000から2万人が閉じ込められていると推計されており、飢餓、病気、また銃撃によってこれまでに約200人が亡くなったと、アムネスティの調べで確認されています。多くは餓死、病死ですが、中には狙撃手に撃たれて殺された人もいます。

反政府勢力も

一方で反政府武装勢力も、住民を地域に閉じ込めるという手段をとっています。アレッポにある2つの街、ザワラとヌブルはここ数カ月、反体制に包囲され続けています。
戦争に勝つために民間人を飢えさせる方法をとることは、明らかに戦争犯罪であり、決して許してはならないのです。

アクションに参加しよう!

シリア内戦で苦しむ何百万という人びとを救うために、国連安保理に圧力をかけてください。集まった署名は、アムネスティ国際事務局(ロンドン)が集約し、責任を持って理事15カ国に届けます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2014年3月12日~4月12日まで)
要請先 【安保理15カ国】 常任理事国:中国、米国、ロシア、フランス、イギリス
非常任理事国(2014年3月現在):アルゼンチン、オーストラリア、
チャド、チリ、ヨルダン、リトアニア、ナイジェリア、韓国、ルワンダ