タイ:「消えた」活動家・ビリーさんを救い出せ!

首相が失職し政治混乱が深まるタイで、5人の子どもの父親であり、ビリーの愛称で親しまれている人権活動家ポラチ・ラクチョンチョーンさんが、4月17日から行方不明になっています。

ビリーさんは、バンクロイボーン村に住む少数民族カレン族のために活動していました。ペッチャブリ県にある国立公園で今年4月、公園管理局の職員によって拘束されたのを最後に、姿を消しています。

過去にも仲間の活動家が暗殺されており、ビリーさんの命が危険にさらされています。ビリーさんの身の安全を確保するために、アクションに参加してください。

少数民族の権利を求めて

公園管理局は、ビリーさんはタイで違法とされる野生ミツバチの蜂の巣と蜂蜜を所持していた疑いで逮捕され、尋問後に釈放されたと説明しています。しかし、彼が拘束されたという公式の記録はなく、その後に姿を見た人はいません。

2011年7月、公園管理局は国立公園に住んでいたカレン族の家屋に火を放ち、破壊しました。20世帯以上が被害にあったとされています。ビリーさんはその村人たちを支援する活動をしていました。

ビリーさんは、被害家族の現状についてタイ国王に陳情書を提出しようと出かけたところを拘束され、「失踪」してしまったのです。

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少数民族への嫌がらせや強制立ち退き

タイでは、近年の環境意識の高まりにより、山岳地帯の森林を国立公園にして保護する計画を進めています。その中で、以前から森に住んでいる少数民族と対立するようになり、当局は少数民族のコミュニティに立ち退きを迫ったり、家や畑を焼く、家を破壊するといった嫌がらせを行っています。

そして、少数民族を支援する人権活動家への嫌がらせや攻撃も起きています。2011年には、ビリーさんと一緒に活動していたカレン族活動家が、何者かに銃撃され死亡しました。彼は、ケーンクラチャン国立公園の公園管理局が村人に対して嫌がらせをしたことについて、陳情を手伝っていたところでした。

アクションに参加しよう!

活動家の「行方不明」は、命の危険を意味します。今すぐに、タイ政府に対しビリーさんを探すよう求めてください。ビリーさんを拘束しているならば、拘束の容疑を明らかにするよう求めてください。

※要請文は直接メールで送ると共に、アムネスティで署名として集約し、タイ政府へ提出します。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2014年5月15日~5月28日)
要請先 タイ政府:ビチィッ・カセムトンシー環境大臣