【東京】被害と加害の断絶は埋められるか~東海テレビ「ホーム」を見て考える~
「私は、人殺しですが鬼ではなく人間です。それだけは忘れないでください。」と書き残した神田司さん。闇サイト事件で2015年6月25日に死刑を執行された。
闇サイト事件では無期懲役となり、余罪で今、一、二審死刑判決を受けた堀慶末さんは、「私は、思います。神田さんの分も自分が罪を背負い、たとえ処刑されることになったとしても、残された時間をすべて贖罪に捧げていかなければいけないと。」(『鎮魂歌』インパクト出版会) 彼は原稿を書くことで自分に向き合い、罪を悔い続ける。
しかし彼らが起こしてしまった事件でかけがえのないいのちを奪われた被害者、そして大きな喪失感をかかえ続ける被害者遺族たち。
私たち死刑廃止運動に関わる者は、加害者だけではなく、被害者の思いをも自分に突きつけなければならない。
東海テレビが昨年12月、中部地方限定で放映した「ホーム――闇サイト事件・娘の贈りもの」を見て、被害と加害の問題を考えたい。
日時
6月29日(土)14:00~(開場13:30)
(14:05~上映開始、16:00~対談)
場所
明治大学和泉校舎 明治大学和泉校舎図書館ホール
京王線明大前 ※お茶の水ではありません。ご注意ください
パネリスト
森達也(映画監督)、繁澤かおる(東海テレビ「HOME」の助監督)
参加費
無料
主催
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90、森達也問題解決ゼ(4年)
※アムネスティ日本は、『FORUM90』の構成団体です。
お問い合わせ
港合同法律事務所気付(〒107-0052東京都港区赤坂2-14-13)
TEL:03-3585-2331/FAX:03-3585-2330