「法務大臣とは、死刑執行のハンコを押したときだけニュースになる地味な仕事」と発言した葉梨康弘氏が更迭され、後任の法務大臣に千葉７区選出の齋藤健衆議院議員が就任しました。齋藤法相は就任後、「（法務大臣の打診を受け）真っ先に頭に浮かんだのは、この死刑執行についての責任の重さでありました」と述べました。その職責を"地味"と受け取るか、"死刑執行の責任の重さ"が即座に頭に浮かぶ人間であるか、前職との違いが際立ちます。翻って死刑執行は、このかん慣例的に年末年始や年度末に集中して行われてきました。法務大臣として一つ一つの事案に真摯に向き合い、慎重に判断をしていくと答えた齋藤新法務大臣が、就任から短期間で、死刑執行を行うようなことがあってはなりません。
私たちは日本政府に対し、死刑廃止国際条約の批准を求めています。今回、齋藤新法務大臣に一切の死刑執行を行わないよう改めて要請するとともに、映画監督の森達也さん、元国会議員の二見伸明さん、アムネスティ・インターナショナル日本の片山博彦さんのお話を聞き、死刑制度について考える集会を開催します。ぜひご参加ください。
日時
2022年12月4日(日) 12:00～
場所
流山市おおたかの森センター
(〒270-0128 千葉県流山市おおたかの森西2-13-1)
お話
二見伸明さん(元国会議員)：死刑廃止を推進する議員連盟・初代事務局長
ビデオメッセージ
森達也さん(映画監督・作家)：「A」「FAKE」「チャンキ」など。現在、新作「福田村事件」製作中
片山博彦さん(アムネスティ・インターナショナル日本)：今年11月にベルリンで行われた第8回死刑廃止世界会議に参加
主催・お問い合わせ
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
〒107-0052東京都港区赤坂2－14－13 港合同法律事務所気付
TEL：03-3585-2331 FAX：03-3585-2330 メール：info@forum90.net
共催
アムネスティ・インターナショナル日本／監獄人権センター／「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク／死刑をなくそう市民会議／被害者と司法を考える会／東京拘置所のそばで死刑について考える会(そばの会)／東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議