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パキスタン:
処刑がまさに再開されようとしている

最新情報:
2012年6月 1日
国名:
パキスタン
対象者:
ベーラム・カーン(男性)
期限:
2012年6月30日
配信日:
2012年6月 1日
UA No:
143/2012

ベーラム・カーンの絞首刑が6月30日に予定されている。パキスタンではほぼ4年ぶりの処刑となり、当局がより多くの死刑を執行しやすくなる可能性がある。パキスタンの大統領のみが恒久的に彼の処刑を停止することができる。

ベーラム・カーンはモハマド・アシュラフ弁護士殺害により、2003年6月23日、反テロリズム裁判所で死刑を言い渡された。2003年4月15日、ベーラム・カーンは、自分の母方の叔父殺害で告発された人物の弁護士、カーバン・アリ・チョーハンを殺すつもりで、シンド高等裁判所に行った。ベーラム・カーンはモハマド・アシュラフをカーバン・アリ・チョーハンと間違えて、アシュラフを殺してしまった。ベーラム・カーンを裁判所に連れて行ったピール・バックス警部補は殺人ほう助で終身刑を宣告された。

ベーラム・カーンの死刑判決に対する抗告はシン高等裁判所、パキスタン最高裁判所双方で棄却されたが、続いてパキスタン大統領のアシフ・アリ・ザルダリ宛に慈悲を請う嘆願書が提出された。嘆願書却下の後、5月10日、反テロリズム裁判所は5月23日に彼を処刑する旨の最終命令書を出した。しかし、5月17日に大統領が中止命令を出し、処刑は6月30日まで延期された。

死刑が執行されればパキスタンでは2008年後半以来のこととなり、現在の政権では初めてのこととなる。

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追加情報

パキスタン政府は2008年後半から死刑を執行していない。しかし、死刑判決は続いており、2011年には少なくとも313名が死刑を言い渡された。昨年、死刑判決を受けた人びとの半分超は殺人罪であり、他は麻薬取引、レイプ、身代金目的の誘拐などで有罪となった人たちである。3名が神の冒涜で死刑判決を受けたが、この罪で処刑された者はパキスタンの歴史にはない。パキスタン人権委員会は現在、8,300名余りの死刑囚がいると見積もっている。

4年近くの中断の後に死刑を再開することは死刑廃止に向かう地域的、世界的潮流にパキスタンを逆行させることになる。2012年5月の時点ですべての国の3分の2余りが死刑を廃止、または事実上廃止している。最近では2012年3月13日、モンゴルが死刑廃止を目指す市民的、政治的権利に関する国際規約の第2選択議定書の加盟国となることで、141番目の廃止国となった。

アジア・太平洋地域の41カ国の内、17カ国がすべての犯罪について死刑を廃止し、10カ国が事実上、死刑を廃止し、1カ国(フィジー)が例外的な軍事犯罪にのみ死刑を適用するとしている。年来、いくつかの国連や地域の機関が世界規模での死刑廃止の要請を支持する決議、勧告、法律文書などを議論し採択してきた。2007年、2008年、2010年には国連総会は、「死刑廃止のために」死刑執行の停止期間設定を要請する決議62/149と63/168、65/206を大多数でそれぞれ採択した。

アムネスティ・インターナショナルは、死刑が世界人権宣言で認められた生命の権利の侵害、そして究極的に残酷で非人道的、品位をおとしめる罰であると考え、例外なくすべての場合において死刑に反対している。

アクションしてください。

ウルドゥー語、英語、もしくは日本語で、アピール文を作り、ファックス、Eメールのいずれかで、できるだけ早く送ってください。以下の文面内容と英文サンプルをご利用ください。

  • ザルダリ大統領に対し、ベーラム・カーンの処刑を即時中止するよう求める。
  • ザルダリ大統領に対し、死刑は究極的に残酷で非人道的、品位をおとしめる罰であり、生命の権利の侵害であるというアムネスティ・インターナショナルの立場を訴える。
  • 強まる世界的潮流と国連総会決議62/149(2007年)、63/168(2008年)、65/206(2010年)に沿って、死刑廃止に向かう第一歩として、ベーラム・カーンのケースを含め、国内におけるすべての処刑の公的停止期間を設けるようパキスタン政府に要請する。
  • パキスタン大統領に対し、既存のすべての死刑判決を減軽するよう求める。

宛先
パキスタン大統領
President
Asif Ali Zardari
Pakistan Secretariat, Islamabad
Pakistan
Fax: +92 51 920 4974
Email:publicmail@president.gov.pk
書き出し: Dear President

コピーの宛先
パキスタン・イスラム共和国大使館
Embassy of the Islamic Republic of Pakistan in Japan
〒106-0047 東京都港区南麻布4-6-17
電話:03-5421-7741、03-5421-7742
特命全権大使:ヌール・ムハマド・ジャドマニ 閣下
His Excellency Mr. Noor Muhammad JADMANI


大統領宛アピール例文

President
Asif Ali Zardari
Pakistan Secretariat, Islamabad
Pakistan
↑宛名を記入

Dear President,
↑書き出しを記入

I am writing to ask you to immediately halt Behram Khan’s execution.

Please allow me to remind you of Amnesty International’s position that the death penalty is the ultimate cruel, inhumane and degrading punishment, and a violation of the right to life.

I urge the Pakistan government to establish an official moratorium on all executions in the country, including Behram Kahn’s, as a first step towards abolition of the death penalty, in line with the growing global trend, and UN General Assembly resolutions 62/149 (2007), 63/168 (2008) and 65/206 (2010).

Lastly I request you to commute all existing death sentences.

Thank you very much for your attention.

Respectfully yours,
ここにあなたの名前と住所を記入


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