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米国:
誘拐されたリビア人が非人道的な状況で拘束されている

最新情報:
2013年11月 7日
国名:
米国
対象者:
アブ・アナス・アルリビ(男性)
期限:
2013年12月 6日
配信日:
2013年11月 7日
UA No:
283/2013

10月5日にリビアで、米軍により捕えられたリビア人男性が、10月15日の米連邦裁判所の審理を経て引き続き拘束されている。以前のように死刑判決を受ける怖れはないが、非人道的な状況で拘束されていることについて懸念が残る。

10月5日米国特殊部隊によって捕えられたリビア人男性はナジ・アブドゥルハメド・アルルカイさん、別名アブ・アナス・アルリビともよばれる人物で、10月12日か13日に軍の拘禁施設から非軍事施設へと移送された。ニューヨーク南部地区の連邦検察官が10月14日に出した声明によると、アブ・アナス・アルリビさんは1998年以来ニューヨーク州で起訴されているため、そちらに移されたということである。起訴内容は主として、1998年8月に ケニアとタンザニアの米国大使館が爆破され、224人が死亡、多数が負傷した事件に関与したというものである。10月15日、アブ・アナス・アルリビさんはアメリカ合衆国連邦裁判所に出頭し、自分にかけられている容疑を否認したが、裁判官は、裁判係争中として彼の拘束を命じた。

 アムネスティ・インターナショナルは、アブ・アナス・アルリビさんが人道的処遇に関する国際基準に違反した環境で拘束されていることを懸念している。アムネスティの情報によると、彼はニューヨーク市にあるメトロポリタン矯正施設(MCC)の特殊監房(SHU)に 昼夜間独居の状態で置かれ、窓は曇りガラスで外が見えず、ほとんど自然光が入らない独房に1日のうち23時間監禁されている。食事はすべて独房で摂っている。屋外での運動は許可されておらず、運動は1日に1時間、がらんとした屋内の一室で一人でおこなうことが許されている。弁護士とは面会しているが、家族との電話には制限が課されているようだ。

自然光が入らないことや屋外運動ができない等の処遇は、国連の被拘禁者処遇最低基準規則に真っ向から違反している。アムネスティは、このような状況は、特に長期間にわたって置かれた場合、 国際人権法と国際人権条約に基づくアメリカ合衆国の義務に反し、残虐、非人道的または品位を傷つける取り扱いに相当するものだと考えている。またアブ・アナス・アルリビさんが置かれている状況は、まだ裁判が行なわれていない被収容者の場合、無罪推定に基づいて、刑罰の形で拘禁を適用してはならないという原則にも抵触している。他にもテロに関係する罪で起訴されている、裁判前の被収容者たちが、特殊監房で同じような状況で拘束されているようだ。

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追加情報

米国特殊部隊は、アブ・アナス・アルリビさんを10月5日リビアの首都トリポリの路上で捕らえた。彼は国外へ連れ出され、海軍船舶上の米軍収容施設に一週間ほど隔離拘禁された。数週間この状態で拘束されるのではないかと懸念されたが、米当局者の言によると、アブ・アナス・アルリビさんの健康状態が悪く、軍もこれ以上船上での拘束を続けられなかったという。尋問は、彼が食事と水を拒否し始めてから行なわれておらず、また以前からの健康状態も悪化した(彼はC型肝炎を患っている)。

10月10日まで、米国当局はアブ・アナス・アルリビさんを 軍事委員会の裁判にかける可能性を考慮していると言っていたが、グアンタナモの拘禁施設に移送することはないと確約した。その後の10月14日、ニューヨーク南部地区連邦検察官は、「今週末に法執行機関の施設に移され、10年以上にわたって彼に対して訴追をおこなっていたニューヨーク南部地区に直接委ねられた」との声明を発表した。アブ・アナス・アルリビさんは、1998年、ニューヨーク南部地区の連邦地方裁判所で起訴された。

アクションしてください。

英語、母語で、以下のアピール文を作り、航空書簡(全世界90円)、ファックス、Eメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容を盛り込んだアピール例文が後に続きますので、それをご利用ください。

  • アブ・アナス・アルリビさんが 国際法に反してリビアから連行されたことについて懸念を繰り返し述べる。
  • また情報によれば彼は、人道的処遇の国際基準に違反した状況で昼夜間独居で拘束されており、それはまだ裁判が行なわれていない被収容者の場合、無罪推定の原則と相容れないものであり、また彼の精神の健康と弁護活動に協力する能力に悪影響を及ぼす可能性があるので、それらについて懸念を表明する。
  • 裁判前に拘束されている彼の状況を国際法及び国際基準に沿うように直ちに改善し、必要なすべての医療を受けられるよう要請する。
  • MCCのSHUに拘束されているすべての人たちの状況を、国際基準に完全に準拠させるよう要請する。

宛先
米司法省司法長官
Attorney General, US Department of Justice

The Honorable Eric H. Holder
950 Pennsylvania Avenue, NW, Washington DC 20530 0001, USA
ファックス:+ 1 202 514 4507
Eメール:AskDOJ@usdoj.gov
書き出し:Dear Attorney General 

連邦刑務局長官
Director, Federal Bureau of Prisons

The Honorable Charles E. Samuels, Jr
320 First Street, NW
Washington, DC 20534
Email: info@bop.gov
書き出し:Dear Director Samuels

コピー宛て先
US Attorney
Preet Bahrara
United States Attorney’s Office
1 St. Andrews Plaza
New York City, NY 10007, USA

駐日アメリカ合衆国大使
〒107-8420 東京都港区赤坂1丁目10-5
駐日アメリカ合衆国大使館
特命全権大使:ジョン・ビクター・ルース 閣下
His Excellency Mr. John Victor ROOS

アピール例文

Attorney General, US Department of Justice
The Honorable Eric H. Holder
950 Pennsylvania Avenue, NW, Washington DC 20530 0001, USA
↑ここに宛先を記入

Dear Attorney General;
↑ここに書き出しを記入

I am reiterating concern that Abu Anas al-Libi was abducted from Libya in violation of international law.

I would like to express concern about reports that he is being held in solitary confinement in conditions which breach international standards for humane treatment are incompatible with the presumption of innocence in the case of untried prisoners, and which may negatively impact on his mental health and his ability to assist in his defence.

I am also calling for his conditions of pre-trial detention to be immediately improved so that they fully comply with international law and standards and that he receive all necessary medical care.

I lastly need to urge that conditions for all those held in MCC SHU fully conform to international standards.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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