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ロシア連邦:
プッシー・ライオットのメンバーが「消息不明」

最新情報:
2013年11月13日
国名:
ロシア連邦
対象者:
ナジェージダ・トロコンニコワ(女性)
期限:
2013年12月16日
配信日:
2013年11月13日
UA No:
302/2013

女性パンクバンド、プッシー・ライオットの服役中のメンバー、ナジェージダ・トロコンニコワさんは10月22日、モスクワから遠く離れた別の刑務所に移されたようだ。その場所は明らかにされていない。彼女の身の安全と置かれている環境が憂慮される。

ロシアの法律では、刑務所当局が囚人を新たな刑務所に移送した場合、到着後10日以内に、その場所を家族に通知すればいいことになっている。しかしその移送時間の法的制限はない。弁護士がアムネスティに語ったところによると、当局は「移送し続ける」ことで故意に苦痛を与えようとしている。したがってこの移送はトロコンニコワさんへの圧力であり、当局を批判した最近の声明やその後のハンガーストライキに対する事実上の刑罰になりえる。

家族や弁護士は、トロコンニコワさんが前の刑務所の職員から圧力や脅しを受けていたと申し立てているため、さらに虐待や脅迫を受ける恐れがあるのではないかと憂慮している。10月22日の夜、トロコンニコワさんはモスクワから遠く離れたアラトゥイリにある刑務所に移送されたという。しかしその後チェリャビンスクの刑務所にいる可能性が出てきた。(さらにその後、シベリアの流刑地に送られたという情報も届いた)

この後、地元の刑務所監視委員会が、居場所を確認するため、面会しようとしたが、刑務所当局は彼女の拘禁の有無や所在情報の提供を拒否した。

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追加情報

9月23日トロコンニコワさんは、服役している刑務所は「奴隷労働のようだ」とその屈辱的取り扱いに抗議して、ハンストを宣言した。

彼女は公開書簡を発表した。その中で刑務所の過酷な状況を説明し、当局は法律に従って行動し、尊厳をもって囚人を取り扱うべきだと要求した。同時に調査委員会に対して、副所長から「おまえはもう苦しむことはないだろう。あの世では誰も苦しまないからな」などと脅されたと述べ、調査を要請した。また別の刑務所に移すことも要求した。

その後すぐ、独房監禁(懲罰独房)に移された。刑務所当局によると、これは「本人の安全のため」だという。公開書簡に対して、大統領人権諮問委員会の委員4人を現地に送り、本人や他の囚人と面会し、申し立てを調査した。同委員会の作業部会は、囚人は1日12~16時間、週7日働いていることを確認した。これはロシア労働法に違反している。作業部会はまた囚人は契約もなく働き、給料は最低賃金よりずっと低く設定されていた。これも雇用法違反である。さらに囚人が苦情を申し立てることは許されず、申し立てたものは罰せられることがわかった。また法律に反して、囚人が他の囚人を罰するという密室の刑罰があった。

一方で作業部会は、トロコンニコワさんのハンストは外部からの指示で計画的、組織的に行われたと結論づけた。その根拠は、電話を盗聴していた刑務所治安職員の報告にあった。同部会の報告によると、刑務所副所長は「彼女の夫と弁護士から恐喝された」と逆申し立てをしてきた。また、夫と弁護士は「軽い刑務に移さないと、ハンストを始める」とか「彼女に対して副所長は殺すと脅したという申し立てをする」などと、対応を迫ったという。

トロコンニコワさんは刑務所病院に数日入院した後、10月17日に刑務所に戻された。次の日彼女は別の刑務所への移送と副所長による脅迫を調査するという要求が受け入れられなかったためハンストを再開すると宣言した。

アクションしてください。

英語、ロシア語あるいは日本語で以下のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、電報、ファクスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • ナジェーダ・トロコンニコワさんの身の安全に憂慮を表明し、彼女の所在を家族に知らせるようロシア刑務所当局に要請する。
  • トロコンニコワさんは表現の自由の権利を平和的に行使しただけで自由を奪われた良心の囚人であり、ただちに無条件で釈放されなければならないことを述べる。
  • 移動中や新しい拘禁場所での彼女の身の安全を保障するようロシア当局に要求する。

宛先
連邦刑執行局局長
Director of the Federal Service of Execution of Punishments
Gennadii Aleksandrovich Kornienko
Federal Service of Execution of
Punishments,ul. Zhitnaya 14, GPS-1
119991 Moscow, Russian Federation
ファクス:+7 495 982 1950; +7 495 982 1930
Eメール:udmail@fsin.su
書き出し:Dear Director

ロシア連邦検事総長
Prosecutor General of the Russian Federation
Yurii Yakovlevich Chaika
Prosecutor General’s Office
ul. B. Dmitrovka, d.15a
125993 Moscow GSP-3
Russian Federation
ファクス:+7 495 987 58 41; +7 495 692 17 25
書き出し:Dear Prosecutor General

コピー宛先
ロシア連邦大使館
〒106-0041東京都港区麻布台2丁目1-1
特命全権大使 エヴゲーニー・ウラジミロヴィッチ・アファナシエフ閣下

アピール例文

Gennadii Aleksandrovich Kornienko
Federal Service of Execution of
Punishments,ul. Zhitnaya 14, GPS-1
119991 Moscow, Russian Federation
↑ここに宛先を記入

Dear Director,
↑ここに書き出しを記入

I would like to express my grave concern about Nadezhda Tolokonnikova’s safety. I respectfully urge the Russian Penal Service to disclose her whereabouts to her family.

I would like to further express my deep concern that Nadezhda Tolokonnikova is a prisoner of conscience deprived of freedom solely for peacefully exercising her right to freedom of expression and that she must be released immediately and unconditionally.

I would also call on the Russian authorities to ensure Nadezhda Tolokonnikova’s safety while in transit and at her new place of detention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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