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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
危機にある、ガザ地区とイスラエルの住民

最新情報:
2014年8月25日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
ガザの人々(男女)
期限:
2014年10月 3日
配信日:
2014年8月25日
UA No:
203/2014

ガザ地区の数千のパレスチナ民間人が、イスラエル軍による海空陸からの無差別かつ国際人道法の均衡原則に反した過剰な攻撃などの脅威にさらされている。イスラエルの民間人は、パレスチナ武装グループによって無差別発射されるロケット弾の危険にさらされている。

イスラエルが7月8日に「境界防衛」作戦を発動して以来、長さ41km、幅11kmに満たないガザ地区の民間人には、イスラエル軍による攻撃から逃れる場所はない。その作戦の中には、大砲や爆弾を使った市街地への無差別攻撃がある。戦闘員を標的としたとされるのだが、はなはだしく過剰な攻撃によって数百名が殺された。また、被害から民間人を保護するために取られるべき適切な予防措置なしに4家族以上を収容する建物が故意に全壊させられた。7月27日にハンユニスにあるアル=ダリ家の建物が攻撃で全壊した時、14名の子どもたちを含む4家族の少なくとも33名が殺された。また、1発のミサイルが屋外に着弾し、アブ・ジャメ家の3階建の家を破壊した際、15名の子どもたちを含む一家26名が殺された。

国際人道法の義務に違反し、負傷者を収容する途中の救急車と医療従事者が何度か故意に標的とされた模様である。また病院が戦車による砲撃とミサイルで破壊された。

一方、イスラエルの民間人は、ハマスの軍事部門などのパレスチナ武装グループによるロケット弾と迫撃砲のつるべ撃ちを受けている。7月8日以来、数千発のロケット弾がイスラエルへ発射された。イスラエルではネゲヴ砂漠のベドウィンの住民は特に被害を受けやすい。というのも、多数の他のイスラエル民間人が受けられる防空シェルターのような保護を受けられないからである。ウダ・ラフィ・アル=ワジ(32歳)は7月19日、ディモナ近郊のトタン張りの自宅がある無名の地区がロケット弾攻撃を受けた際に殺され、家族3名が負傷した。攻撃を受ける際の警報はなかった。

ガザからのロケット弾を迎撃するイスラエルの「アイアン・ドーム」は、ネゲヴの未公認の村は「空き地」とみなされ、作動しないのだ。

国連の推計によると、最近の戦闘で2000名超のガザ住民が亡くなった。ほとんどが民間人で500名近い子どもたちを含んでいる。

数十万人が住居を失った。イスラエルではロケット弾や榴散弾によって3名の民間人が殺され、多数が負傷した。64名のイスラエル軍兵士も殺された。8月19日に停戦が破たんしてから、200発余のロケット弾がイスラエルに向けて発射され、一方、ガザへのイスラエルの攻撃によりほとんどが民間人である50名余が殺されたと伝えられている。

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追加情報

ガザの国連人道問題調整事務所(OCHA)の推計では、数千の家屋と建物が損壊し、居住不能となったことに伴い、人口の4分の1にあたる435,000人が住まいを失い、緊急避難所またはホストファミリーに身を寄せているとのことである。ガザの公衆衛生のシステムはひどい負担を強いられ、崩壊寸前である。7月17日にイスラエル軍の地上作戦が開始されてから状況は悪化し、病院と診療所が損害を受けたと報告され、学校も攻撃されてしまい、戦争犯罪の証拠が積み上がっている。病院は戦車からの砲撃とミサイルによる直接攻撃にさらされ損害を受けている。中でも、デール・アル=バラにあるアル=アクサ病院とラファ市のナジャール病院は戦車の砲火とミサイル攻撃による直接攻撃で深刻な被害をこうむった。ガザの全住民は不衛生な水の、しかも非常に限られた供給で生きのびている。いくつかの地域では攻撃のため、数日間あるいは数週間、断水となっている。7月29日のイスラエルによるガザ地区内唯一の発電所の攻撃は、おそらく戦争犯罪を構成する。ガザは主電源がない状態が続いており、国連と世界保健機関(WHO)はガザ地区全体が公衆衛生の崩壊に直面していると警告した。

7年以上のガザの封鎖は、人や物資の移動を制限して問題を引き起こし、ガザの経済と基礎インフラを破壊してきた。イスラエルはガザの領域と住民を事実上管理している以上、ガザ地区の占領権力であるのだが、占領下に暮らし保護されるべき人びとの福祉を提供するというジュネーブ第4条約の義務を果していない。むしろ、水や衛生設備、健康管理その他ライフラインへのアクセス(これらすべてはひどい状況だが)など適切な生活水準を維持する権利をパレスチナ人が享受するのを妨げている。アムネスティ・インターナショナルは、イスラエルによる封鎖をガザの全住民に対する集団的懲罰として非難する。封鎖解除はイスラエルの義務であり、停戦の条件とすべきではない。それは紛争の再発を防止する必須要素なのである。

パレスチナ武装グループは住宅地域から数千発のロケット弾を無差別発射してきたが、これは国際人道法(IHL)に違反している。アムネスティはまだ確認していないが、パレスチナ武装グループが病院または保健施設の近くからロケット弾を無差別発射、あるいはこれらの施設あるいは敷地を軍事目的に使用したという報告もある。イスラエルの民間財産もまた、パレスチナ武装グループからのロケット弾の無差別発射による損害をこうむっている。

ネゲヴのベドウィンのコミュニティがガザからのロケット弾攻撃から保護されることを求めるイスラエルの公民権協会による請願は、イスラエル最高裁によって棄却された。「戦闘中に被告(国家)が行った作戦上の決定について我々が介入する理由はない」と裁判所は述べた。判事は「情報がない中、我々はアイアン・ドームの使用方法に言及しないことにした。このシステムによる保護は、地図上で居留区がどう見えるかということではなく、現実的な点を考慮したものであると我々は考える」と付け加えた。

「境界防衛」作戦は、この6年足らずの内で3番目のイスラエルのガザ地区への大攻勢である。これまで、戦争犯罪など国際人権法・人道法の違反行為の犠牲者は、国際法で必要とされる公正、真実、補償のどれも得ていない。免責は犠牲者を見捨てるものであり、さらなる違反行為につながる。最近の戦闘はそのことを語っている。アムネスティ・インターナショナルは国連安保理に対し、ガザの状況を国際刑事裁判所(ICC)に付託することを要請している。また、パレスチナのアッバス大統領とイスラエル当局に対しては、それぞれローマ規程への加入、批准を要請している。

アクションしてください。

ヘブライ語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空書簡(全世界90円)、ファックスあるいはeメールで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • 民間人に被害を与える無差別で違法な攻撃を直ちに停止すること、また国際人道法、人権法の下での義務をしっかり果たせるよう必要なすべてのことをするようイスラエル当局に要請する。
  • ハマスなどのパレスチナ武装グループに、イスラエルの民間人に対するロケット弾攻撃の実行などの国際人道法違反行為を停止するよう要請する。

宛先
Minister of Defence (イスラエル)
Moshe Ya’alon, Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya, Tel Aviv 61909, Israel
Email: minister@mod.gov.ilpniot@mod.gov.il
書き出し: Dear Minister

Izz ad-Din al-Qassam Brigades Hamas (ハマス)
(Islamic Resistance Movement), Gaza
Email: english@alqassam.psenglish@palestine-info.co.uk
書き出し: Dear al-Qassam Brigades
(封鎖のためガザに手紙を送ることはできません)

コピーの宛先
駐日イスラエル国大使館
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
電話:03-3264-0791
Email : information@tokyo.mfa.gov.il
書き出し:特命全権大使ルート・カハノフ 閣下

<イスラエル国防相宛例文>

Moshe Ya’alon,
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya, Tel Aviv 61909, Israel

Dear Minister,

I am writing to you to immediately cease indiscriminate and other unlawful attacks affecting the civilian population and to do everything necessary to ensure they uphold their obligations under international humanitarian and human rights law.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

<ハマスのアル=カッサム旅団宛例文>

Dear al-Qassam Brigades,

I am writing to you to stop carrying out rocket attacks against civilians in Israel or commit other violations of international humanitarian law.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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