最新情報:
2015年10月15日 (更新情報)
更新履歴:
2015年4月23日
国名:
エジプト
対象者:
アザ・ソリマンほか他16人の目撃者
期限:
2015年11月16日
配信日:
2015年10月15日
UA No:
080/2015

カイロで活動家の殺害を目撃した女性人権擁護者アザ・ソリマンさんら17人の裁判が10月24日に開廷することになった。

アザ・ソリマンさんら17人の目撃者の裁判は、カスル・アルニル控訴裁判所で10月24日に開かれる。被告は「1月25日革命」の犠牲者を追悼してカイロ市街の行進に参加していた活動家シャイマ・アル・サバーさんが殺害されるところを目撃したため、最長5年の刑と20万エジプトポンド(2万5千5百USドル)以下の罰金を科せられる可能性がある。ソリマンさんは、単なる目撃者で、他の被告は、サバーさんを近くのカフェに運んだ見物人、シャイマさんの治療にきた医者もいた。他の人たちは、行進の参加者だった。

10月はエジプトの新司法年度が始まり、当初9月26日に予定されていた最終審理が延期されたため、新たに裁判官が任命され、被告の弁護士は、再度弁護の準備をするよう依頼された。

被告らは5月23日に、厳しい刑罰を科す抗議行動法にもとづいて問われた「違法な抗議行動」や「社会秩序の撹乱」の容疑では無罪になった。しかし、その3日後検事が控訴し、再度審理が始まった。最初当局は、治安部隊がサバーさん殺害に関与したことを否定していたが、6月11日に警察官が「死亡するまで殴打した」罪で15年の刑を宣告された。にもかかわらず、ソリマンさんら目撃者が、犯罪を目撃したとして、犯罪者にされようとしている。

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追加情報

9月26日に予定されていたアザ・ソリマンさんら17人の目撃者の裁判は、9月23日に始まった5日間のエイド・アル=アドハーの祝日により延期された。10月は司法年度の始まりであるため、この事件を担当する裁判官も変わった。

事件の発端は、2015年1月24日。4年前の「1月25日革命」で亡くなった人々を追悼するため、社会主義人民連合党の活動家たちがカイロのタラート・ハルブ通りを行進した。

目撃者がアムネスティに話したところによると、タハリール広場の入り口を見張っていた治安部隊が、タラート・ハルブ通りの近くで行進を止め、散弾銃と催涙ガスを発砲した。法医学の専門家によると、シャイマ・アル・サバーさんは8メートル先から撃たれた散弾で背中と後頭部を損傷し死亡した。左翼活動家である彼女が殺害されるところを撮った動画や写真は、ジャーナリストや活動家により国内外に広まり、憤りを買った。

集会、行進、抗議行動の権利の規制に関するエジプトの法律(2013年法律107)によると、前もって内務省の許可を得ていない10人またはそれ以上の集会やデモは犯罪となる。この法律違反で有罪となると、最長5年の刑と20万エジプトポンド以下の罰金を科せられる。しかしその行進に参加した人々は、デモはしていない、亡くなった人々を追悼して行進していたと主張している。

エジプト女性への法的支援のためのNGOセンターを創設したソリマンさんは、行進には参加せず、家族や友人とカフェに座っていたと宣誓証言で述べた。行進する人たちが大声でさけぶ声を聞き、外に出た。治安部隊が行進を催涙ガスと散弾銃で追い散らすところが見えた。また、通りには一人の遺体があった。その人がシャイマ・アル・サバーさんだと聞かされた。被告のうち別の2人も行進には参加していなかった。ある男性は目撃証言をした後シャイマさん殺害で告訴された。その証拠が見つからなかった後、彼は違法な抗議行動をし、社会秩序を乱したとして起訴された。どの被告も刑務所には入っていないが、判決が下ると、全員投獄と罰金のおそれがある。

アクションしてください。

アラビア語または英語で以下の内容のアピールを作り、eメール、ファックス、電報、航空便、航空書簡(全世界90円)などで、できるだけ早く送って下さい。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • 17人の被告に対する起訴をすべて取り下げるようにエジプト当局に要求する。全員が平和的集会の権利を行使したため、また治安部隊の虐待を証言したため、報復として起訴されている。
  • 検事に控訴を取り下げるよう要求する。

宛先
検事 Public Prosecutor
Nabil Sadek
Office of the Public Prosecutor
Supreme Court House, 1 “26 July” Road
Cairo, Arab Republic of Egypt
Fax: +202 2 577 4716 (GMT +2)
書き出し: Dear Counsellor

大統領 President
Abdel Fattah al-Sisi
Office of the President
Al Ittihadia Palace
Cairo, Arab Republic of Egypt
Fax: +202 2 391 1441
Email: p.spokesman@op.gov.egMoh_moussa@op.gov.eg
書き出し: Your Excellency

コピー送付先
人権に関する外務副大臣 Deputy Assistant Minister of Foreign Affairs for Human Rights
Mahy Hassan Abdel Latif
Ministry of Foreign Affairs
Cornice al-Nil, Cairo, Arab Republic of Egypt
ファクス:+202 2 574 9713
Eメール:Contact.US@mfa.gov.eg

駐日エジプト大使館
〒153-0042 東京都目黒区青葉台1丁目5-4
特命全権大使 イスマイル・カイラット閣下

できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場合はUAセンターまでお問い合わせください。

アピール例文

Public Prosecutor
Nabil Sadek
Office of the Public Prosecutor
Supreme Court House
1 “26 July” Road
Cairo, Arab Republic of Egypt
↑ここに宛先を記入

Dear Counsellor,
↑ここに書き出しを記入

I respectfully call on the Egyptian authorities to drop all charges against the 17 defendants, including women’s human rights defender Azza Soliman, as they have been charged for exercising their right to peaceful assembly and as retribution for testifying about abuses carried out by the security forces.

I strongly call on the Public Prosecutor to withdraw the appeal.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入