English

  1. ホーム
  2. あなたにできること
  3. 緊急行動(Urgent Action)
  4. ハンガリー: ハンガリー当局、難民の人権を侵害

ハンガリー:
ハンガリー当局、難民の人権を侵害

最新情報:
2015年9月25日
国名:
ハンガリー
対象者:
難民および庇護希望者
期限:
2015年11月 2日
配信日:
2015年9月25日
UA No:
202/2015

ハンガリー当局は、国内での難民申請を妨害することによって、難民の人たちの人権を侵害している。難民や移民の「不法」入国を犯罪とし、国際的援助を必要とする人達に対するハンガリーの国家的責任を転嫁するような法律の改正は、撤廃すべきである。

ハンガリーは、9月15日にセルビアに接する国境をかみそりワイヤーフェンスで封鎖し、何千人もの避難民の入国を阻止した。同日、刑法および難民法の改正案が発効した。新法によれば、「不法な」入国は犯罪となり、3年以下の実刑に処せられる。また、「通過区域」を新設し、毎日同国が認める少数の庇護希望者に対し迅速な難民認定手続が適用される。8月1日に発効した改正法では、セルビアを「安全な通過第三国」に指定し、セルビアから到着する庇護希望者の国際保護申請を拒否できるようにした。ハンガリーは、迅速で効果的な難民認定手続、および必要とする人に国際保護を供給する責任を、セルビアのような難民保護体制が整っておらず、国際的保護を提供できない第三国に転嫁してはならない。その上、セルビアでの受け入れ態勢は、難民や庇護希望者の人権を満たす状態ではない。

これらの改正法は、難民や庇護希望者への、迅速で実効性がある難民認定手続や国際保護への手立てを大幅に制限する。そのため、この改正法は難民の地位に関する条約(1951年)の署名国でもあるハンガリーの国際的義務に背いている。

アムネスティは、国境付近で避難所も衛生施設も食料もない大勢の難民や庇護希望者と話をした。9月16日、ハンガリー警察は、国境を開くように要求する難民や庇護希望者に対し、催涙ガスや高圧放水砲を使用した。十数人以上が怪我をし、うち一人は重傷を負ったという。

ハンガリーのとった手段は、欧州連合基本条約第80条が求める、それぞれの国が公平に難民の受け入れ責任を負うという連帯原理を露骨に無視した。欧州委員会は即刻、この政策がEU法に違反していないかを調査し、正式に違反行為の訴訟手続を取り、ハンガリーがEU法に従った行動を取るようにさせなければならない。

もっと読む

追加情報

ハンガリーでは、2015年1月から9月までの間に、16万1千人以上の人びとが難民申請をした。2014年に移民・国籍局により登録された4万2千777人と比べると、驚くべき増加である。

庇護希望者の増加に対応して、ハンガリー当局は入国と難民申請を厳しく制限する法律を導入した。2015年8月、難民法令の改正法が発効し、「安全な出生国」と「安全な通過第三国」のリストが導入された。セルビア、マケドニアおよびギリシャを含むEU加盟国は安全とされた。

9月4日、国会は刑法と移民法についてさらなる改正法を採用し、「国境の障壁」を破ってハンガリーに入国した人に対し刑法による制裁を導入した。この改正法は9月15日に発効した。また、庇護希望者が数時間で国際保護の申請ができる、「通過区域」を国境に設置した。

アクションしてください。

ハンガリー語あるいは英語で、以下の内容のアピールを作り、ファックス、eメール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • ハンガリー首相に、「不法入国」を犯罪とし、国境に「通過区域」を設け「安全な国」のリストを導入する改正法を廃止する手続きを始めるよう求める。
  • 人権委員長に、当法令を憲法裁判所で再吟味するよう要請を出すように求める。
  • 欧州委員会に、ハンガリーがEU法を遵守するよう、違反行為に対する正式な訴訟手続を含め、あらゆる手立てを尽くすように要求する。

宛先
Prime Minister 首相
Viktor Orbán
1357 Budapest, Pf. 6., Hungary
Fax: +36 1 795 0381
E-mail:titkarsag@me.gov.hu
書き出し: Dear Prime Minister

Commissioner for Human Rights 人権委員長
Dr. László Székely
The Office of the Commissioner for Fundamental Rights
H-1051, Budapest, Nádor u 22., Hungary
Fax: +36 1 269 1615
Email:hungarian.ombudsman@ajbh.hu
書き出し: Dear Commissioner for Human Rights

コピーの宛先
ハンガリー大使館
Embassy of Hungary in Japan
〒108-0073 東京都港区三田2-17-14
電話:03-3798-8801、03-3798-8804
特命全権大使:イシュトヴァーン・セルダヘイ閣下
His Excellency Dr. István SZERDAHELYI

アピール例文

Prime Minister
Viktor Orbán
1357 Budapest, Pf. 6., Hungary
↑ここに宛先を記入

Dear Prime Minister,
↑ここに書き出しを記入

Hungary sealed off its southern border with Serbia on 15 September with a razor wire fence, blocking access to its territory for thousands of refugees. Moreover, a series of amendments of the Criminal Code and Asylum Law which have come into force in last two months drastically limit the access of refugees and asylum-seekers to a prompt and effective individual asylum procedure and to international protection. These measures Hungary has taken are in direct violation of Hungary’s international obligations, including those as a state party to the 1951 Geneva Convention on Refugees.

I urge you to initiate the repeal of the legislative amendments criminalizing “illegal entry”, introducing “transit zones” at the border and the list of “safe countries”.

I also urge you to request a review of the legislation by the Constitutional Court.

Moreover, I call on you to use all necessary means, including formal infringement proceedings, to ensure Hungary complies fully with European Union law.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

このページをご覧になった方へのお勧め

前へ

次へ