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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエルに行政拘禁される子ども3名

最新情報:
2015年11月 5日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
拘禁される少年3名
期限:
2015年12月15日
配信日:
2015年11月 5日
UA No:
248/2015

イスラエル軍は東エルサレムのパレスチナ人の3名(いずれも17才)に行政拘禁命令を下した。この命令は起訴なしに無期限に拘禁できる。10月17日から19日の間に逮捕され、それ以来、家族との面会は認められていない。

シルワン出身のムハンマド・ガイスさん、ファディ・アッバシさん、ジャバル・ムッカベー出身のカセム・スベさんは、いずれも17才で、現在、行政拘禁されている。パレスチナの人権NGOであるアッダミールによると、イスラエル軍は3名を、国家の安全に重大かつ深刻な脅威を及ぼし、また警察車両に投石したり、フェイスブックを通じて暴力を扇動した、暴力的活動家だとして、告発した。

イスラエル軍はファディ・アッバシさんとムハンマド・ガイスさんに、10月20日と21日にそれぞれ3カ月間の行政拘禁の命令を下し、エルサレム地方裁判所は10月26日、その命令を支持した。10月18日に軍からカセム・スベさんに下された3カ月間の行政拘禁命令をイスラエルの裁判所は、10月28日に支持した。逮捕されて以来、イスラエル当局は3人の少年の居場所を家族に知らせていないし、勾留中の彼らに面会させる機会も与えていない。イスラエルの行政拘禁手続きは、人びとを起訴なしに無期限に拘禁できるものである。被拘禁者は自らを弁護することもできないし、拘禁の合法性について異議申し立てすることもできない。なぜなら、当局はたいてい被拘禁者および彼らの弁護士に「証拠」を開示しないからである。

カセム・スベさんの父親によると、イスラエル保安局(ISA)の職員が10月17日の午前3時に就寝中のカセムさんを逮捕しにやって来て、ロシアン・コンパウンドとして知られるエルサレムの警察尋問センターに彼を連行したという。ムハンマド・ガイスさんとファディ・アッバシさんもまた10月19日未明に寝室で逮捕され、東エルサレムの東タルピオット入植地内の警察署に連行された。ムハンマド・ガイスさんの父親によると、逮捕した職員たちは彼に息子とは警察署で面会できると言ったが、そうしようとした際には拒否されたという。少年2人はロシアン・コンパウンドに移送された。NGOであるチルドレン・インターナショナル・パレスチナ(DCIP)によると、少年2人は黙秘権について知らされず、尋問前に法的代理人と会うことも許されなかったと言っていたという。3人の少年はエルサレムのIDカードを持っており、東西エルサレム、イスラエルのその他地域に住むことができる。

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追加情報

被占領パレスチナ地域(OPT)における暴力が高まるにつれ、イスラエルでの行政拘禁の適用が象徴的に増えている。行政拘禁は表向き、治安に著しく、かつ差し迫った危険をもたらす人びとを拘禁するための例外的措置として導入された。しかし、通常の手続きで裁かれるべきであった広範囲の人びと、もしくはまったく逮捕されるべきではなかった人びとを拘禁するために長年使われてきた。(イスラエルによる行政拘禁についてより詳しくは次の英文を参照のこと。https://www.amnesty.org/en/documents/MDE15/026/2012/en/

2004年から2008年の間、多数のパレスチナ人の子どもたちが行政拘禁された。その後、数は着実に減少し、2011年12月にはたった1人となった。ムハンマド・ガイスさん、ファディ・アッバシさん、カセム・スベさんは、2011年12月以来の行政拘禁された子どもたちとなる。2015年10月1日からイスラエルと被占領パレスチナ地域における暴力がエスカレートするにつれ、イスラエルのパレスチナ住民に対する懲罰的ともみられる措置がより広範になってきた。そのような措置には次のものがある。パレスチナ人の大量逮捕および行政拘禁を含む恣意的拘禁、イスラエル人への襲撃を実行したことで告発されたパレスチナ人家族の家屋の破壊、パレスチナ人の移動の追加的、恣意的な制限などである。10月以来、イスラエル軍は東エルサレムを含む被占領西岸地区で、パレスチナ人に対し、過度の武力、中には致死的な武力をますます行使するようになっている。イスラエルはまた、特にヘブロンや東エルサレムでの入植者による一連の襲撃からパレスチナ人を保護しないでいる。イスラエルの軍や民間人に対して刃物や銃による襲撃を行なうパレスチナ人が増えている。パレスチナ人による刃物や銃による襲撃でイスラエルの民間人8名が殺された。パレスチナの保健省によると、イスラエル軍はイスラエルと西岸地区、ガザで、65名のパレスチナ人を殺害した。エルサレムではほぼ毎日、投石するパレスチナ人とイスラエル警察が衝突するという暴力の最悪の状況が見られるようになっている。そのようになったのは、3名のイスラエルの十代の少年たちが2014年6月に殺されたことに対する報復として16歳のパレスチナの少年、ムハンマド・アブ・ハデールさんが誘拐殺人された事件からである。これらの事件は結局、その年の後半のイスラエル・ガザ紛争へとつながっていった。アッダミールの記録によると、3名のイスラエルの学生たちが殺された後、イスラエルのエルサレムのIDカードの保有者9名を行政拘禁している。その前に、エルサレムのID保有者が行政拘禁されたのは2004年であった。2015年10月の間、エルサレムのID保有者の約23名およびアスマ・ハムダンさん(19歳)というイスラエル国籍のパレスチナ人女性がソーシャル・メディアでの活動とのつながりがあると見られて行政拘禁された。エルサレムのIDカードの保有者であるアベド・アブ・ガザレさんは、メディアに伝えた声明に関連して、10月に行政拘禁された。その声明とは10月9日、テルアビブで5名のイスラエル人を襲撃、負傷させた後にイスラエル軍によって射殺された彼の息子、サエルさんについてのものだった。サエルさんの遺体を家族の元に返すことを当局が拒んだことに抗議した後すぐ、彼は逮捕された。イスラエル紙、ハーレツによると、アベド・アブ・ガザレさんには犯罪記録がなく、エルサレムの下級裁判所は警察に対し彼を釈放するよう命じた。その決定に対するイスラエル軍の不服申し立てが拒否された後、アベド・アブ・ガザレさんは行政拘禁された。

ムハンマド・ガイスさん、ファディ・アッバシさん、カセム・スベさんの行政拘禁は、イスラエル当局がいかなる裁判手続きもなしに子どもたちを再び拘禁するという憂慮すべき動きを示している。国際人権法に沿えば、子どもたち(18歳未満)の勾留は常に最後の手段であり、適切な最短期間で実施されなければならない。勾留に対する適切な代替措置が利用できるものでなくてはならない。国連子どもの権利条約は、「いかなる児童も違法または恣意的に自由を奪われることはない」と記しており、子どもたちの勾留は「最後の手段としてのみ行なわれ、かつ適切な最短期間であること」と記している。条約はまた児童は「例外的状況を除いて、通信や面会を通じて家族との接触を維持する権利を保持し」なければならないと規定している。勾留された児童は「勾留の合法性について法廷その他審理権を有する独立した中立的当局において異議申し立てをする権利があり、その異議申し立てについての迅速な決定を受ける権利がある。さらに、児童はこの目的のために弁護人の援助を受ける権利がある」。

UA: 248/15 Index: MDE 15/2792/2015 Issue Date: 2015年11月3日

アクションしてください。

ヘブライ語、英語で、アピール文を作り、ファックス、Eメールのいずれかで、できるだけ早く送ってください。以下の文面内容と英文サンプルをご利用ください。

  • 当局に対し、ムハンマド・ガイスさん、ファディ・アッバシさん、カセム・スベさんの家族に子どもたちの居場所を直ちに告知するよう求める。
  • 当局に対し、明確な罪状で起訴され、公平かつ迅速に裁かれるのでなければ、少年3名を釈放するよう求める。
  • 当局に対し、釈放までの間、少年たちが家族や弁護士と定期的に面会が許されること、子どもの権利についての国際法に沿って、少年たちの最善の利益に反しない限りは、常に大人たちとは別に置かれることを要請する。

宛先
Minister of Defence(イスラエル国防相)
Moshe Ya’alonMinistry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
Email:minister@mod.gov.ilpniot@mod.gov.il
Fax: +202 2 574 9713 +972 3 691 6940
書き出し:Dear Minister

Minister of Justice(法務大臣)
Ayelet Shaked
Ministry of Justice,
29 Salah al-Din Street
Jerusalem 91010, Israel
Fax: +202 2 574 9713 +972 2 640 8402
Email :sar@justice.gov.il
書き出し:Dear Minister

コピーの宛先
Yehuda Weinstein, Ministry of Justice(検事総長)
29 Salah al-Din Street
Jerusalem 91010, Israel
Email:lishkat-yoetz@justice.gov.il

イスラエル国大使館
Embassy of Israel in Japan
〒102-0084 東京都千代田区二番町3
特命全権大使:ルート・カハノフ 閣下
Her Excellency Ms. Ruth KAHANOFF

アピール例文

Minister of Defence
Moshe Ya’alon
Ministry of Defence
37 Kaplan Street, Hakirya
Tel Aviv 61909, Israel
↑ここに宛先を記入

Dear Minister,
↑ここに書き出しを記入

I am writing to urge you to notify the families of Mohammed Ghaith, Fadi Abbasi and Kathem Sbeih immediately of the boys’ whereabouts.

I ask you to release the three boys unless they are to be charged with recognizably criminal offences and tried fairly and promptly.

I also request you, in the meantime, to ensure the boys are allowed to receive regular visits from their families and lawyers and are held separately from adults at all times, unless this is counter to their best interests in line with international law on the rights of the child.

Thank you very much for your attention.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入

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