最新情報:
2016年7月12日
国名:
モルディブ
対象者:
フセイン・フマーム・アーマド(男性)
期限:
2016年8月10日
配信日:
2016年7月12日
UA No:
153/2016

6月24日、モルディブ最高裁は、フセイン・フマーム・アーマドさん(22歳)に対する有罪と死刑判決を支持した。アーマドさんは2012年、アフラシーム議員を殺害した容疑で起訴され、死刑を言い渡された。しかし、その裁判の公正さは、甚だ疑問だった。にもかかわらず、今回、最高裁の支持により、死刑が確定した。刑が執行されれば、モルディブでは60数年ぶりとなる。

アーマドさんは、2012年のアフラシーム議員殺害で、死刑を求刑され、2014年1月に死刑判決を受けた。2015年9月、高等裁判所が死刑判決を支持し、2016年6月24日、最高裁の支持で死刑が確定した。アブドゥラ・ヤミーン大統領率いる現政府は、最高裁が有罪判決を支持した後、30日以内に死刑囚を絞首刑にすると公約しているため、フマームさんの刑執行は、すぐにでも行われる可能性がある。

裁判には、不公正な進め方が見られることに深刻な懸念があった。NGOのモルディブ民主主義ネットワークが、その具体例を緻密な調査に基づく報告書の中で公表した。アフラシーム議員は、2012年10月1日夜、自宅で遺体となって発見された。数時間後、フマームさんが、同議員の刺殺容疑で逮捕された。フマームさんは、裁判前の拘禁中の取調べで「家族に危害を加えてもいいのか」と脅され、自白を強要された。

法廷で、自白を撤回したにもかかわらず、裁判官は認めず、自白を証拠として採用した。これは、市民的および政治的権利に関する国際規約に違反している。モルディブはその締結国であり、市民は自分に不利な証言や、有罪の自白を強要されることはない。また憲法でも、裁判所での陳述のみが、裁判の証拠として受け入れられる、とある。

アーマドさんも家族も裁判中、被告には精神障がいがあると申し立て、精神疾患を診断する第三者の鑑定を要求した。弁護団と家族によると、この鑑定は受けられず、したがって、精神疾患があるとの申し立ては、認められなかった。国際法は、精神障がいをもつ人への死刑判決の適用を禁じている。さらに、家族によると、障がいの影響で本人は、何回も弁護人を変更し、その結果、弁護に著しい支障をきたしていた。

アクションしてください。

英語、ディベヒ語、あるいは日本語で、以下の要請を当局するアピール文を作り、ファックス、メール、航空書簡(全世界90円)のいずれかで、できるだけ早く送ってください。同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

  • 死刑再開の計画をすべて、即刻停止し、死刑廃止を視野に入れ、すべての死刑執行を公式に停止する。
  • フセイン・フマーム・アーマドさんおよび、国際法に反して、18歳未満で犯した犯罪のために有罪となった人を含む、すべての死刑囚の死刑判決を減刑する。
  • フセイン・フマーム・アーマドさんの撤回した陳述と精神障がいの主張に懸念を表明し、彼の再審を考慮するよう当局に求める。そして、国際法や国際基準に沿った死刑以外の判決を下す。

宛先
President(大統領)
Abdulla Yameen Gayoom
The President's Office
Boduthakurufaanu Magu, Male' 20113
Republic of Maldives
Fax: (960) 332 5500
Twitter: @PresYameen
書き出し: President

Foreign Minister(外務大臣)
H.E. Ms Dunya Moumon
Ministry of Foreign Affairs, Boduthakurufaanu Magu, Male' 20077,
Republic of Maldives
Email:admin@foreign.gov.mv
書き出し: Her Excellency

コピーの宛先
モルディブ駐日大使館
〒106-0041 東京都港区麻布台1-9-10 飯倉ITビル8階
特命全権大使:アハメド・カリール 閣下
His Excellency Mr. Ahmed KHALEEL

アピール例文

President
Abdulla Yameen Gayoom
The President's Office
Boduthakurufaanu Magu, Male' 20113
Republic of Maldives
↑ここに宛先を記入

Dear President;
↑ここに書き出しを記入

I am writing to express my grave concern on the court rule by the Maldives Supreme Court that upheld the conviction and death sentence against 22 year old Hussain Humaam Ahmed for the murder of a member of Parliament in 2012, despite serious concerns about fair trial proceedings in his case.

I am urging the authorities to immediately halt any plans to resume executions and establish an official moratorium on all executions with a view to abolishing the death penalty.

I am also calling on the Maldivian authorities to immediately commute the death sentences imposed on Hussain Humaam Ahmed and all other prisoners, including those imposed for crimes committed when they were below 18 years of age, against international law.

I am lastly expressing concerns about Hussain Humaam Ahmed’s retracted statement and mental disability claims and urging the authorities to consider whether he should be given a retrial that fully complies with international law and standards, without resort to the death penalty.

Your attention on this matter would be highly appreciated.

Sincerely yours,

↑ここにあなたの名前とアドレスを記入