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イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ:
イスラエル:不当条件拒否で釈放されず

最新情報:
2019年5月28日 (更新情報)
更新履歴:
2019年1月24日
国名:
イスラエル/被占領パレスチナ地域/パレスチナ
対象者:
シェイク・サイヤ・アブ・ムデイギム・アル=トゥリ(男性)
期限:
2019年8月 5日
配信日:
2019年5月28日
UA No:
004/2019

知られたベドウィンのリーダーであるシェイク・サイヤ・アブ・ムデイギム・アル=トゥリさんは、5月15日には釈放されるはずだった。しかし当日、警察は、釈放に2つの条件を付けた。1つは、サイヤさんがイスラエル南部のネゲヴにある地元のアル=アラキブ村に住まないこと、2つめは、刑期が終わる10月まで、ラハト市内の家族宅で夜間自宅軟禁に置かれることだった。1つ目の条件は、弁護士の反対で取り消されたが、2つ目は適用され、その条件を拒否したため釈放されなかった。

イスラエルの組織、人権擁護活動家基金(HRDF)に任命された弁護士、シェハデ・イブン・バリさんは、地元を去ることは釈放条件にはなりえないと訴え、1つ目の条件は取り下げられた。しかし、2つ目は残った。サイヤさんは、いかなる条件も拒否した。そのため、刑期が終わる10月まで獄中にいることになった。

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追加情報

シェイク・サイヤ・アブ・ムデイギム・アル=トゥリさん(69才)は、イスラエル南部ネゲヴにあるアル=アラキブ村で生まれた。彼はイスラエル政府が非合法とみなすアル=アラキブ村の村長だ。地元住民の居住の権利やネゲヴにあるベドウィンの土地を守る闘いで名が知られたリーダーでもある。

ベールシェバ治安裁判所で2017年12月、公有地への19回の立ち入りと19回の違法進入、1回の法律違反で、実刑10カ月と保護観察5カ月、罰金36,000シェケル(9,700米ドル)を言い渡された。上訴したが、昨年11月、イスラエル最高裁に棄却された。シェイク・サイヤ・アブ・ムデイギム・アル=トゥリさんは12月、イスラエルにおけるベドウィンの権利のための非暴力闘争における役割を理由に10カ月間の刑で投獄された。

アル=アラキブ村は、イスラエル南部のネゲヴ砂漠のベールシェバの北に位置する。そこでは、イスラエルの半政府機関、ユダヤ民族基金(JNF)が172エーカー超の大規模植林計画を進めている。ネゲヴ地域住民の問題を専門とするNGO、ネゲヴ共存フォーラム(NCF)によると、アル=アラキブ村は、オスマン帝国時代、当時の村民が購入した土地に築かれた。1950年代初期、そこが軍事地域と宣言された後、アル=アラキブの住民は、強制立退きを受けた。1970年代、住民は、イスラエル政府に土地の所有権を回復する請願書を何度も提出したが、棄却された。2000年代初期、住民は、イスラエル当局の許可なくアル=アラキブの土地に戻って、暮らし始めて、村は非公認となっている。2010年7月27日、村全域がイスラエル軍に破壊された。その後も、少なくとも144回、破壊されてきた。NCFによるとその取り壊しまでに、少なくとも400人が暮らしていた。繰り返される家屋破壊により人口は減り続けて現在、住民たちは近郊に暮らしている。繰り返される取り壊しの後にそこに移らざるをえなかったのである。

公共の保健サービスや教育は村内になく、それらを受けるには6km離れたラハト市まで移動する必要がある。また、村は水と電気も届かないため、個人の発電機やソーラーパネルに頼り、トラックで運びこまれる水を高額で買わざるをえない。

村民は9年間週1回、政府に土地の所有権の承認を求める運動と、村の破壊を思い起こす活動をしている。シェイク・サイヤさんはこれらの運動を率いてきた。家族も国有地の違法な立ち入りと使用の容疑で数回、勾留、尋問されてきた。彼の息子のサイフさんとアジズさんは現在、同様の容疑で公判中だ。

シェイク・サイヤさんが有罪となって投獄されたことは、イスラエル国家とネゲヴ地域のベドウィンたちの間の長年にわたる闘いの一部である。アル=アラキブ村はイスラエル国内で40を超えるパレスチナ人の村の1つである。それらの村の多くはイスラエルのネゲヴ砂漠の中に位置しており、住民たちはイスラエルの市民権を有し、自らの土地に長く確立されてきた権利があると主張してきたにもかかわらず、イスラエル当局から公認されていない。

アル=アラキブにおけるイスラエル当局の行動は村民たちの適切な住宅の権利を組織的に侵害しており、その権利はイスラエルが法的に拘束される経済的、社会的および文化的権利に関する国際規約に明記してある。アムネスティは、何世代も住み続けてきたアル=アラキブの住民の強制排除を目的とした家屋破壊を繰り返し非難してきた。

アクションしてください。

英語またはヘブライ語で以下の当局への要請事項を盛り込んだ下の要請文を航空書簡(全世界90円)、メール、ファックスのいずれか、できるだけ早く送ってください。ご自身で要請文を作成しても結構です。

  • 自らの、そして自らのコミュニティの人びとの権利を平和的に守る活動をしただけで投獄されているシェイク・サイヤさんは良心の囚人であるため、即時無条件に釈放する。
  • ベドウィンの居住の権利の侵害であるため、アル=アラキブ村における家屋破壊行為を即時全面停止する。
  • 先祖伝来の土地に暮らすベドウィン住民たちの権利を尊重し、アル=アラキブ村などを公認する。

要請例文

President Reuven Rivlin
President of the State of Israel,
Office of the President
3 Hanassi Street
Jerusalem 92188, Israel
Fax: +972 2566 4838
Email: public@president.gov.il
president@president.gov.il

Dear Mr. President,

Sheikh Sayyah Abu Mdeighim al-Turi was granted an early release from Maasiyahu Prison, in the city of Ramle in central Israel. On 15 May 2019, the scheduled date of his release, Israeli police requested from the Israeli Prison Service to include two conditions for release. First, a pledge from Sheikh Sayyah not to live in his village of al-‘Araqib in the Negev/Naqab in southern Israel, which the Israeli government considers illegal. Second, to remain under a night-time house arrest regime at his family’s house in the city of Rahat, in southern Israel, until the end of his original prison sentence in October 2019.

Sheikh Sayyah’s lawyer, Adv. Shehadeh Ibn Bari, appointed by the Israeli organization Human Rights Defenders Fund (HRDF), negotiated with the Israeli police that the removal from his land cannot be used as a condition for release, resulting in the withdrawal of the first condition. The second condition, however, remained in place. Sheikh Sayyah rejected any conditions for his release, and therefore, remains imprisoned until the end of his original sentence in October 2019.

I urge you to immediately and unconditionally release Sheikh Sayyah, as he is a prisoner of conscience imprisoned solely for peacefully defending his human rights and those of his community. I call on you to immediately stop all demolitions in the al-‘Araqib village as they systematically violate the Bedouins’ right to adequate housing; and to respect the Bedouin population’s right to live on their ancestral land and to officially recognize al-‘Araqib and other “unrecognized” villages.

Kind regards,

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