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フィリピン:
フィリピン:弾圧されるスミフルバナナ農園労働者

最新情報:
2019年1月26日
国名:
フィリピン
対象者:
スヤパ農園労働組合員(男女)
期限:
2019年3月 4日
配信日:
2019年1月26日
UA No:
005/2019

フィリピン南部の労働者約300人が昨年11月末以来、マニラの労働省庁舎近くに仮設テントを張って、労働条件の改善を訴える座り込みをしてきた。彼らの職場は、日系企業スミフル・フィリピンが経営するバナナ農園だ。その2カ月前の10月1日、スミフルの労働者900人ほどが、組合を通じて、労働条件の改善を求めるストを宣言し、決行した。そのスト以降、正規の労働組合・スヤパ農園労働組合の事務所や組合員家屋の焼き打ちなどの襲撃にさらされてきた。当局は、こうした暴力行為に対して、迅速かつ公正な捜査を直ちに行うべきであり、また、抗議に加わる労働者の安全を確保すべきだ。


ストが長引くにつれ、労働者たちは、次のような脅迫や攻撃を受けてきた。10月11日、ミンダナオ島コンポステラ・バレー州の同社農園前でのスト参加者が、暴力的に追い散らされた。10月31日には組合員1人が殺害され、12月半ばには、組合事務所や複数の組合員の自宅が焼き打ちにあうなどの報復を受けた。
「会社は、労働者が求める正規雇用を受け入れず、一方的な短期・更新なしの契約を押し付けてきた。労働者に、長期に安定した雇用を保障しないのは、法令違反だ」と労働者側は主張する。また、「会社は出来高払い制をとるが、これでは、最低法定賃金の半分。この賃金問題でも、会社は組合との団体交渉に応じない」と訴える。スミフルは、こうした申し立てを否定する。

昨年10月、裁判所は、コンポステラ・バレー州のスミフル社農園前のピケラインからの労働者の立ち退きを求めた同社の申し立てを退けた。スミフルは申し立ての中で、ストで3800万フィリピン・ペソ(約1800万円)にのぼる損害を被ったことを明らかにした。

12月27日、労働省は紛争解決のために、労働者と雇用者代表との協議の場を設定したが、スミフルはこれに出席しなかった。1月4日に実現した2回目の協議では、労組議長によれば、スミフルは、2008年の労組結成時の組合員約140人だけを正規雇用とするという案を再び持ち出しただけだった。3度目の協議は1月中に行われる予定だが、日時は未定だ。

昨年11月末から、スミフルの労働者約300人がマニラに行き、労働省近くの仮設テントに滞在している。

国際法に基づけば、フィリピンは労働権および公正で良好な条件で働く権利を保障する義務がある。これには、適正な賃金を受ける権利、労働組合を結成し加入する権利、ストライキの権利が含まれる。

各国は、法律、監視、捜査、裁判、処罰などの手立てにより、労働者の人権を尊重し、保護する義務がある。この義務は、国がその領土および司法権が及ぶ範囲内の企業行為を管理・統制しうる境界を越えた(領域外)義務である。国の義務は、その国が批准した人権規約などの国際基準に基づくものである。
 

アクションしてください。

英語で以下の当局への要請事項を盛り込んだ下の要請文を航空書簡(全世界90円)またはメールで、できるだけ早く送ってください。ご自身で要請文を作成されても結構です。

  • 襲撃を受けてきたスミフル労働組合員に対する公正な捜査を早急に行い、加害者に対して国際法に基づく法的措置をとる。
  • ストをする労働者に対して、表現と集会の自由の権利を保障し、その身の安全を確保する。

要請例文

Menardo I. Guevarra
Secretary, Department of Justice,
DOJ Building, Padre Faura Street,
Ermita, Manila,
1000, Philippines
Email: communications@doj.gov.ph

Dear Secretary Guevarra:

I am writing to draw your attention to the plight of the hundreds of workers of Japanese-owned Sumitomo Fruit Corp. (Sumifru). Since 27 November 2018, they have been staying at makeshift camps in Manila to protest the working conditions on Sumifru’s plantations. Workers claim that Sumifru has refused to provide government-mandated wages and other benefits as well as security of tenure, despite a court order in their favour.

Since declaring a strike on 1 October 2018, the workers have experienced threats and attacks. As a result of the violence, one member, Danny Boy Bautista, was killed on 31 October 2018. Further to the violence, the union office and houses of some of their members were burned down on 15 December 2018. The workers continue to experience threats up to now and remain at risk as they carry out their peaceful protests.

I urge your office to act swiftly to ensure the workers’ safety. Specifically, I urge you to:

  • Immediately conduct a prompt, thorough and impartial investigation into the attacks against workers and the murder of a union member, and bring suspected perpetrators to justice according to international fair trial standards;
  • Uphold and protect the safety of workers carrying out their strike, by taking measures to guarantee their right to freedom of expression and assembly.

Thank you for your kind attention.

Sincerely,

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