最新情報:
2025年9月 2日 (stop情報)
更新履歴:
2025年8月26日 (stop情報)
国名:
トルコ
対象者:
アフマド・アーボ
期限:
2025年10月 2日
配信日:
2025年9月 2日
UA No:
076/2025

HIV感染が理由でトルコでの在留資格を取り消され、医療サービスが受けられなくなっていたシリア人の難民申請者アフマド・アーボさんの法的地位が回復された。それに伴い必要な医療も受けられるようになった。

2014年以降、トルコで保護を求めるシリア人は、一時保護制度の下で難民申請者として登録されており、登録されれば、医療、教育、社会サービスを受けられ、働くこともできる。性的指向を理由とした迫害から逃れるためトルコにやってきてアーボさんも、2012年から一時保護制度のもとでトルコで暮らしていた。しかし、2023年にHIVの感染が分かると、「伝染病を保有している」という理由で一時保護資格が取り消され、6か月間、国外追放を待つ送還センターに収容された。

送還センターでは隔離状態に置かれ、性的指向とHIV感染のため、独房のドア越しに食事を投げつけられたり、言葉の虐待を受けたりするなど、ひどい扱いを受けた。発症を抑えるために必要な薬も拒否された。

2024年10月、退去命令が取り消されて行政拘禁から解放され、一時保護資格を再申請するよう指示されたが、2024年12月、申請は「公共の秩序と安全への脅威」というあいまいな理由により却下された。その後、一時保護資格の回復に対する拒否決定の執行停止を求めたが、2025年1月と6月に、2回却下された。在留資格がないため、HIVの増殖を抑える抗レトロウイルス薬や医療検査など、無料の医療サービスを受けられない状態が続いていた。5月には街頭で身分証明書の提示を求められ、3日間送還センターにまた入れられた。

アムネスティがUAを開始した後の8月26日、アーボさんはイスタンブールの移民管理局に呼ばれ、その場で一時保護資格の回復を告げられた。身分証明書も発行された。その結果、無料の医療サービスを受けられるようになった。

アーボさんからアムネスティに感謝の言葉が届いている。

「UAのおかげで、また希望が持てるようになりました。みなさん、本当にありがとうございました。HIV陽性という理由だけで、迫害に苦しみ拘束されました。警官を見るたびに拘束されるのではないかと恐しかった。今、再び身分証明書を手に入れ、権利を取り戻しました。これがUAの力だと思います。感謝しかありません。私のような経験を誰にも味わってほしくありません。HIVは病気ではありません。HIVと共に生きる人たちは支えられるべきで、拷問に耐えるべきではありません。私のために要請活動をしてくださった方々、私を支えてくださったすべての方々、心から感謝申し上げます」

このUAに関するアクションは、これで終わります。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。

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