
- 最新情報:
- 2025年9月 2日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年8月26日 (stop情報)
- 国名:
- トルコ
- 対象者:
- アフマド・アーボさん(男性)
- 期限:
- 2025年10月 2日
- 配信日:
- 2025年8月26日
- UA No:
- 076/2025
シリア人の難民申請者アフマド・アーボさんは、2012年から一時保護制度のもとでトルコで暮らしていたが、2023年にHIVの感染が分かると、「伝染病を保有している」という理由で一時保護資格が取り消された。そして2024年にイスタンブールとアダナの送還センターで6カ月間拘束された。アーボさんは、その間、非人道的な扱いを受けたと言っている。2024年10月、彼に対する在留制限の解除と送還命令の取り下げを受けて釈放されたが、当局は一時保護資格を回復させておらず、アーボさんは緊急に必要としている無料の医療サービスを受けることができない状態だ。トルコ当局は再びアーボさんに一時保護資格を付与し、彼が医療サービスをはじめすべての関連する権利を享受できるようにしなければならない。
アーボさんは、2012年に性的指向を理由とした迫害から逃れるためトルコにやってきてから、ずっと同国で暮らしている。未成年だったが保護者の同伴はなかった。トルコに来るまでに深刻なトラウマや命を狙われるなどの危機を経験した。2017年にトルコで一時的な保護措置が認められた。
アーボさんは2023年にHIVに感染していると診断され、直ちに治療を開始したが、2024年4月、新しい処方箋を得るために健康診断を受けた際、彼の社会保障が無効になっていることを知らされた。トルコの移民制度における制限コードの一つであるG-78セキュリティが適用されたために、一時保護資格が取り消されていたのだ。このコードは、伝染病を保有していることを理由に、入国を拒否するときに使われる。2024年、彼は2つの送還センターで合計6ヶ月間拘束さ れた。
2024年4月から7月にかけて、アーボさんは発症を抑えるために必要な薬を拒否された。拘禁中は隔離状態に置かれ、性的指向とHIV感染のため、独房のドア越しに食事を投げつけられたり、言葉の虐待を受けたりするなど、ひどい扱いを受けた。2024年7月、自身の努力が実り、病院でウイルス量をコントロールする効果のある薬物治療を受けることができるようになった。
2024年10月、退去命令が取り消され、G-78セキュリティコードが解除さ れた。行政拘禁から解放され、一時保護資格を再申請するよう指示されたが、2024年12月、申請は「公共の秩序と安全への脅威」というあいまいな理由により却下された。その後、一時保護資格の回復に対する拒否決定の執行停止を求めたが、2025年1月と6月に、2回却下された。アーボさんは上訴し、イスタンブール行政第一裁判所で現在も係争中だ。
アーボさんは、HIVの増殖を抑える抗レトロウイルス薬や医療検査など、無料の医療サービスを受けられない状態が続いている。
2014年以降、トルコで保護を求めるシリア人は、一時保護制度の下で難民申請者として登録されており、登録されれば、医療、教育、社会サービスを受けられ、働くこともできる。一時保護規則の第12条では、一時保護が取り消される状況が定められているが、その中に伝染病の感染は含まれていない。さらに、トルコは社会権規約(経済的、社会的および文化的権利に関する国際規約)を批准しており、差別なくすべての人の健康権を保障する義務を負っている。
- 最新情報:
- 2025年9月 2日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2025年8月26日 (stop情報)
- 国名:
- トルコ
- 対象者:
- アフマド・アーボ
- 期限:
- 2025年10月 2日
- 配信日:
- 2025年9月 2日
- UA No:
- 076/2025
HIV感染が理由でトルコでの在留資格を取り消され、医療サービスが受けられなくなっていたシリア人の難民申請者アフマド・アーボさんの法的地位が回復された。それに伴い必要な医療も受けられるようになった。
2014年以降、トルコで保護を求めるシリア人は、一時保護制度の下で難民申請者として登録されており、登録されれば、医療、教育、社会サービスを受けられ、働くこともできる。性的指向を理由とした迫害から逃れるためトルコにやってきてアーボさんも、2012年から一時保護制度のもとでトルコで暮らしていた。しかし、2023年にHIVの感染が分かると、「伝染病を保有している」という理由で一時保護資格が取り消され、6か月間、国外追放を待つ送還センターに収容された。
送還センターでは隔離状態に置かれ、性的指向とHIV感染のため、独房のドア越しに食事を投げつけられたり、言葉の虐待を受けたりするなど、ひどい扱いを受けた。発症を抑えるために必要な薬も拒否された。
2024年10月、退去命令が取り消されて行政拘禁から解放され、一時保護資格を再申請するよう指示されたが、2024年12月、申請は「公共の秩序と安全への脅威」というあいまいな理由により却下された。その後、一時保護資格の回復に対する拒否決定の執行停止を求めたが、2025年1月と6月に、2回却下された。在留資格がないため、HIVの増殖を抑える抗レトロウイルス薬や医療検査など、無料の医療サービスを受けられない状態が続いていた。5月には街頭で身分証明書の提示を求められ、3日間送還センターにまた入れられた。
アムネスティがUAを開始した後の8月26日、アーボさんはイスタンブールの移民管理局に呼ばれ、その場で一時保護資格の回復を告げられた。身分証明書も発行された。その結果、無料の医療サービスを受けられるようになった。
アーボさんからアムネスティに感謝の言葉が届いている。
「UAのおかげで、また希望が持てるようになりました。みなさん、本当にありがとうございました。HIV陽性という理由だけで、迫害に苦しみ拘束されました。警官を見るたびに拘束されるのではないかと恐しかった。今、再び身分証明書を手に入れ、権利を取り戻しました。これがUAの力だと思います。感謝しかありません。私のような経験を誰にも味わってほしくありません。HIVは病気ではありません。HIVと共に生きる人たちは支えられるべきで、拷問に耐えるべきではありません。私のために要請活動をしてくださった方々、私を支えてくださったすべての方々、心から感謝申し上げます」
このUAに関するアクションは、これで終わります。要請文を送付してくださったみなさまに深く感謝いたします。
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