2月9日、岐阜県羽島郡笠松町中川町にある笠松刑務所を参観しました。名鉄の笠松駅から徒歩約20分、当日は、雪が激しく降っていてどうなることかと思いましたが、無事に終えることができました。国内人権ネットワークの小谷が報告します。

笠松刑務所は岐阜県にある女子刑務所です。名古屋矯正管区内で唯一の女子受刑者を収容する刑務所で、女性の職業訓練を豊富に実施しています。刑務所内には美容室があって、一般人も安い値段で散髪ができるそうです。

参観の内容

まず始めに、会議室で30分間の刑務所側による説明があり、その後、さらに30分の刑務所内の見学、1時間の質疑応答と続きました。

見学は、作業所(外から)、運動場、食堂、共同室などをみてまわりましたが、単独室は見ることができませんでした。刑務所内は緑と花が多い印象でした。

見学が終わってから会議室に戻ると、会議室の後方に刑務所内で作られた製品が並べられていて販売会に。笠松刑務所の代表的な製品、七宝焼などがありました。

売上は刑務所ではなく国庫に入り、一部は犯罪被害者の支援に使われるという説明でした。買物を通じて、わずかではあっても国庫や犯罪被害者の支援のために役に立つのは大切なことです。参加者の中には、たくさん買った人もおり、喜んでいただけたようです。

質疑応答の時間、私は「刑務所の被収容者が出産時に分娩室で手錠をしていると聞いているが笠松刑務所ではどうなっていますか?」という質問をしました。

回答は「出産時に手錠を外すか外さないかは、分娩室を見て逃亡の恐れがあるかないかを現場の責任者が判断する。直近の昨年11月の出産時には手錠を外した。」ということでした。

身体拘束にあたる手錠の使用は、人権上必要最小限にすべきです。刑務所においても、被収容者は人間の尊厳を尊重して取り扱われなければなりません。法務省は、2014年に女性受刑者が出産する際に、手錠を外すという方針をまとめました。

参加者の感想

参観後の懇親会では「刑務所は予想していたより、清潔で良い印象だった。」という意見と「単独室を見せないのはけしからん。」など、さまざまな意見がありました。

参観を引き受けていただいた笠松刑務所のみなさま、本当にありがとうございました。

hrc_20150209_b.jpg笠松刑務所の前にて

 

開催日 2015年2月9日(月)
参観場所 笠松刑務所
主催 アムネスティ・インターナショナル日本 国内人権ネット

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