2月4日、奈良少年刑務所を参観しました。当日は関西だけではなく、東京、名古屋、さらには香港など、遠方の方にもご参加いただきました。国内人権ネットワークの小谷が報告します。

奈良少年刑務所は明治41年(1908年)に竣工した山下啓次郎さん設計の建築物です。美しいレンガ造りの外塀、正門、建物のほとんどが100年以上にわたって使用されています。

奈良少年刑務所は、舎房が放射線状に配置される全展望の監視システム構造になっていることで有名です。この配置だと監視する刑務官から5方向の全ての舎房が一望のもとに見渡すことができます。また、舎房の各部屋のドアが分厚い木製でできています。

参観は、最初に刑務所側の説明で始まり、その後、奈良少年刑務所内の見学、質疑応答と続きました。

奈良少年刑務所の木工などいくつかの作業所とクリーニング(アイロンをかけているところ)など仕事の訓練作業を見せていただきました。私は今回で4回目の奈良少年刑務所の参観でしたが、新しく刑務所外部の工場に被収容者だけで作業に行く人達の専用の部屋が出来ていました。

参観のたびに他の「明治の五大監獄(千葉・金沢・奈良・長崎・鹿児島)」はどうなっているんだろうか、参観してみたいと考えます。

近鉄奈良駅のお店で交流会をしました。そこでは下記のような意見をいただきました。

  • 職業訓練を見学し、受刑者の人達の社会復帰について考えるきっかけになった。
  • 所長が先頭に立って、最初の説明から案内などすべてを詳細に、親切にされていたことに驚いた。それが自分の仕事だとしっかりと把握されていたのが、今までの刑務所参加とは大きく違うところだった。
  • 関西だけでなく関東の刑務所でも参観活動をして欲しい。

私は、有給休暇もあまり取れない状況のもと、冷房も暖房もほとんどない中で働いている刑務官の皆さまの労働環境が気になりました。

参観を受け入れていただいた奈良少年刑務所の皆さま、ありがとうございました。

 

開催日 2015年2月4日(水)
参観場所 奈良少年刑務所

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