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イベント報告【イベント報告】加古川学園と播磨学園を参観しました

少年院の前で少年院の前で

2月16日(火)、兵庫県加古川市にある加古川学園と播磨学園加古川学園を13名で参観しました。国内人権ネットワークの小谷勝彦が報告します。

この2つの少年院は、日本初の「総合型少年院」で、庶務課と医務課が播摩学園と共同で運営されているため、2カ所同時の参観となりました。

特徴は、両少年院それぞれに農園があり、農園芸科を中心に、溶接科、建設機械運転科があり、車両系建設機械、アーク溶接、半自動溶接、危険物、フォークリフトなどの資格を取ることが可能な点です。

参観は、初めに会議室で説明を伺った後、加古川学園と播磨学園内を見学、最後に質疑応答の順で行われました。

最初の説明で特に驚いたのは、年に1~2回、公募型で一般市民の参観をしている、ということでした。

面会室、グラウンド、溶接の部屋、寮などを見学、寮内は参観用に少年達の絵手紙や俳句、書道などの作品や少年院のイベントの写真がたくさん飾られていました。個室、4人部屋、風呂場、トイレなどをゆっくりと見ることができました。また少年院内に災害用に食糧等が備蓄があり、他の地域で災害があった場合、その食糧を被災した少年院に送ることが可能だそうです。

質疑応答の内容は下記の通りです。

  • なぜ少年犯罪の件数、率が減少しているのか?
    よく質問されるが、原因はわからない。あえて言うとすれば、少年の数の減少や、一人っ子が増えて少年一人ひとりに目が行き届いていることなどが考えられる。
     
  • 視察委員会への意見は何件くらいあるのか?
    まだ結果を聞いていない。
     
  • 再犯防止について
    数年前から「職親プロジェクト※1」ができて就職支援に取り組んでいる。加古川学園も最初から関わり、これまで就職希望者5~6人が就職することができた。

    ※1)職親プロジェクト
    2013年2月28日に発足した関西の民間企業発意による取り組み。少年院出院者や刑務所出所者の再犯防止を目指して、企業と連携し、少年院出院者や刑務所出所者に就労体験の機会を提供することで、円滑な社会復帰を支援する。再犯率の低下も目的としている。
     
  • 土日のスケジュールは?
    基本的に余暇活動にあてている。

最後に、担当者が話された「広島少年院事件※2をきっかけに少年院法が改正された。若い職員も含めて広島少年院の事件を繰り返さないよう、人権にも留意して日々の少年院の仕事に取り組んでいく」という言葉が、とても強く心に残りました。

※2)広島少年院事件
2005年、広島少年院で首席専門官と複数の法務教官が被収容所の少年を暴行。2009年に発覚し、首席専門官や複数の法務教官が逮捕された事件。

参観を受け入れていただいた加古川学園と播磨学園のみなさま、ありがとうございました。

開催日 2016年2月16日(火)
場所 加古川学園と播磨学園
主催 アムネスティ日本 国内人権ネットワーク

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