1. ホーム
  2. ヒューマンライツコミュニティ
  3. イベント報告
  4. 【イベント報告】浪速少年院を参観しました

人権の「今」がわかるニュース

イベント報告【イベント報告】浪速少年院を参観しました

浪速少年院前にて浪速少年院前にて

3月15日(火)、大阪府茨木市にある浪速少年院を、参加者16名で参観しました。この浪速少年院は、大正12年設立された日本最初の少年院です。アムネスティ日本 国内人権ネットの小谷が報告します。

参観はまず、会議室での説明から始まりました。当日、参観をご担当くださった方は、この少年院に勤務される前には刑務所での勤務経験もあり、その後、愛知県の瀬戸少年院、鳥取県の美保学園、奈良県の奈良少年院などで仕事をされていたとのことで、具体的な体験談をたくさん語ってくださいました。

余談ですが、鳥取県の美保学園はスーパー開放型処遇と言われていて、ボーイスカウトの鳥取支部に所属する団があり、ボーイスカウトの活動に取り組まれているそうです。機会があれば、ぜひ、参観してみたいと思いました。

話しの中で特に印象に残っているのは、刑務所と少年院の違いを説明されていたときに「少年法の理念でもあるが、要保護性には保護処分をの精神にともなって矯正教育を行っている」ということです。また、「被害者の視点や生命尊重教育も取り入れている」という説明も印象に残りました。

義務教育の人達には教員免許を持った職員が教えている(一部はボランティアに依頼)、高卒程度認定試験や資格取得のための通信教育も積極的に勧めてている、などの話もありました。

今回の見学では、風邪が流行っているということで、マスクを着用し、プールや利用されていない寮の単独室・共同室・木工、第二種電気工事士免許の訓練施設(クーラーの取り付け、取り外し)、視聴覚室・体育館などの施設を見学しました。

浪速少年院には、ガンバ大阪のサッカー選手が「一流のアスリートは社会貢献活動に取り組まなければいけない」という精神のもと、サッカーの指導に来られているということで、ガンバ大阪のエンブレムと選手達のサインが飾られていました。現役のサッカー選手達の指導は少年達の励みになっているそうです。

最後に、質疑応答の時間が設けられました。以下は主な質問と回答です。

  • 一般の職員の異動はどうなっているか?
    最近は一般の職員も特別な事情がない限り積極的に動かす傾向になっている。
  • 音楽活動をしているが、慰問は受け付けているのか?
    慰問は受け付けている。1年くらい予定は詰まっている。
  • 外部交通権はどうなっているのか?
    面会は一回20分~30分。面会が多くなると制限が必要だが今のところ面会は少ない。手紙は内容に問題がないか検閲はしている。
  • 昨年6月からの視察委員会の準備はできているか、また、結果は法務省のホームページで公開されるのか?
    始まっている、刑務所と同じ扱いで法務省のホームページで公開予定。
  • 報道では、少年犯罪が増加していると伝えられているが、今回伺った「少年院がどんどん閉鎖されている」という話では食い違いがあるが?
    少年犯罪は数も率も、ピーク時から比べて確実に減少している。

参観を受け入れていただいた浪速少年院の皆さま、ありがとうございました。

開催日 2016年3月15日(火)
場所 浪速少年院
主催 アムネスティ日本 国内人権ネットワーク

ヒューマンライツ・サポーターになりませんか?

このページの先頭へ戻る

今、必要なアクション

ニュースレターを無料でお届け!

メルマガに登録する(毎週木曜・無料配信)