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イベント報告【イベント報告】千葉刑務所を参観しました

参加したメンバー参加したメンバー

9月7日、アムネスティ日本・国内人権ネットワークの主催により、千葉刑務所を約15名で参観しました。参加した会員の木村が報告します。

千葉刑務所は、明治五大監獄(千葉、長崎、奈良、鹿児島、金沢)の一つで、明治40年(1907年)に完成しました。建築家、山下啓次郎によるものとして名高く、赤レンガ造りの洋風建物は威厳があり立派な作りで、とても目立っていました。

犯罪傾向の進んでいない、刑期10年以上の成人男子長期刑受刑者を収容しており、受刑者と未決拘禁者の定員数は1342人、参観時の入所者数は896人。以前はかなり混み合っていましたが、今は余裕があるそうで、以前は5~6人で使用していた雑居房も、今は3~4人で使用していて、空いている部屋もあるとのことでした。

独居房になるか、雑居房になるかは懲役の長さでなく、それぞれ受刑者の性格や状況に応じて決められるそうです。それぞれの部屋はよく整頓されていました。独居房にも全てテレビがあり、受刑者は好きな番組を見ることができます。壁には自由にものは貼れず、掲示板だけ決められたものが貼られていました。

高齢の受刑者は増えていて60歳以上は196人。70歳以上も90人いて、最高年齢はなんと89歳でした。医師は常勤3人、非常勤6人で、看護師と准看護師は9人。介護の必要な受刑者も増えていて、人材不足は深刻なようでした。一般社会と同じく、刑務所でも高齢化問題はますます大きな問題となっていくことと思われ、その対応は急務となっています。

作業には木工、印刷、洋裁、金属、革工、営繕などがあります。工場も参観しましたが、すでに受刑者は入浴などのために作業を終了しており、作業の様子を見られず残念でした。

千葉工場は靴が有名で、靴工場もざっと見学しました。ここは刑期が長い受刑者が多いので、靴の製造のように手間暇かかり、熟練を要する作業ができるとのことでした。 以前行った矯正展でも千葉刑務所の靴がたくさん販売されていたので、その工場を見ると、懸命に作っている受刑者たちの姿が脳裏に浮かぶようでした。

一方、職業訓練としては、溶接や木工や介護福祉やビジネスがあり、それぞれ3~5カ月で、2~6人が受講しているとのことでした。

実は私自身、ここの受刑者と文通しており、また、矯正展に来たことがあったので、ぜひ一度、参観したいと思っていました。今回の参観で、受刑者の環境を少し理解できたような気がします。

私以外の文通をしていた方が、面会に来て断られた、ということを数件きいていましたので、質問をぶつけてみましが、家族以外の人との面会は難しいようでした。文通している友人との面会が認められることを願うばかりです。

参加者からの質問に対しては、刑務官の方より丁寧にご回答いただきました。参観を受け入れていただいた千葉刑務所の方々、ありがとうございました。

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開催日 2016年9月7日(水)
場所 千葉刑務所
主催 アムネスティ日本 国内人権ネットワーク

 

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