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イベント報告【活動報告】府中刑務所を参観しました

2019年9月12日(木)に、府中刑務所を18名で参観しました。

東京都府中市にあるJR武蔵野線北府中駅から徒歩で10分ほどのところに施設はあります。

府中刑務所は、日本最大規模の刑務所で敷地は262.055㎡、収容定員は2,668人、職員定員は619人です。犯罪傾向の進んだ日本人男子受刑者及び外国人受刑者を収容しています。

ルーツは1790年(寛政2年)火付け盗賊改め長谷川平蔵が石川島に設置したのが始まりで、その後、西巣鴨に移転、巣鴨監獄所→巣鴨刑務所と改称。1924年に現在地へ移転し、府中刑務所と改称しました。老朽化が進み、1986年には全体の改築工事を着手し、2009年に工事を完了しています。

参観当日、見学者は府中刑務所へ隣接する刑務所作業製品展示場へ足を運びました。展示時間は平日の10時から16時までとなっており、刑務所を見学してからは来場できないため、先に伺いました。

屋内には靴、ガラス製品、ノートや石鹸、家具などの全国の刑務所で製作された選りすぐりを展示し、販売しています。売り上げは受刑者の社会復帰に向けて使われるとのことです。

最初に、府中刑務所の説明を受け、次に構内を見学、生活の場である単独室や集団室を視察しました。外国人受刑者は文化摩擦などトラブルを回避するため、全員単独室にしており、イスラムの祈りはこの部屋の中でする分については支障ないとのことでした。また、日本人は集団室が原則で助け合いながら生活しているとのこと。

1番収容者が多かった時期は収容定員を超えて受けざるを得ませんでしたが、今現在、1,797人(67.4%) で少し余裕をもっての収容。また、部屋内に持ち込める物品は、各個人のスペース内に収まるならば原則OKとのことでした。

続いて、作業場である工場ではオムツたたみ、箱おりなど軽作業が中心で、以前はもう少し複雑な物品を仕上げていましたが、受刑者の高齢化とともに、単純作業へと変化してきたそうです。現在、介護に対応できる実習も検討中とのこと。

最後のエリアでは自動車整備工場もあり、陸運局の許可もあるので、車検が比較的安価で実施できるとのことでした。ただ、近隣付近の民間業者との均衡を考慮しなければならず、宣伝などは積極的にはしていないと実情が語られました。

会議室内では、ここの刑務所の特徴として、障がい者の数が452人 (精神296人、知的61人、発達4人、身体88人、聴覚3人)。外国人受刑者が322人もいるそうです。中国語圏92人、英語圏49人、スペイン語圏45人などとともに少数言語の受刑者もおり、コミュニケーションなどでの苦労もいわれました。

担当者の方には、多数の質問に答えていただき、規定を30分以上も超過してしまいました。

お忙しい中、参観を受け入れて丁寧に対応していただいた府中刑務所のみなさま、ありがとうございました。

文責:神谷 (アムネスティ会員)

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実施日 2019年9月12日(木)
場所 府中刑務所
主催 アムネスティ日本 国内人権ネット

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