2019年11月29日(金)、愛知県豊明市にある少年院の豊ヶ岡学園を4人で参観しました。

最初に会議室で説明を受け、豊ヶ岡学園は豊明市やJRA、トヨタの積極的な支援を受けているというお話などをうかがいました。

次に、伝統工芸や陶芸のための部屋、畑、講堂、運動場、居室などの少年院内を見学しました。ちょうど、新しく入所した少年たちがオリエンテーションを受けている場面や、運動場で身体を動かしているところなどを拝見することができました。また、伝統工芸の部屋にいた少年に、作業についての質問をする機会もありました。

当初の予定にはなかった、自殺防止用の保護房(5年間使っていないそうです)と家族寮にも案内をしてくださいました。家族寮では、遠くから面会にきた家族と一緒に宿泊でき、また一緒に料理をして食事をすることも可能とのことでした。

豊ヶ岡学園では、食事は調理師の人がメニューを自宅に持って帰り納得の行くまで研究するので、大変おいしいと評判だそうです。

最後に、院長と次長から事前質問への回答がありました。

Q 少年法の適用年齢を20歳未満から18歳未満に引き下げる法改正の動きについて

A 今は軽微な事件で摘発されて少年院で手厚い更生教育を受けている18歳以上20歳未満の少年達が、成人年齢の引き下げによって一律に刑事処分に付されて刑務所へ服役したり、執行猶予や不起訴になって野放しになってしまい、更生する機会を奪われて再犯を繰り返す成人が増える危険性が高まる。大麻や覚せい剤を例にあげると、少年法が適用されないと初犯だと執行猶予になり、少年院にも刑務所にも入らない人が増える。また、更生教育を受ける機会も失う。

説明はとてもわかりやすく、気がついたときには参観時間が1時間も延長してしまいました。同じ少年院でも、参観するたびにまったく内容が違います。

参観を受け入れてくださった豊ヶ岡学園のみなさま、ありがとうございました。

報告者:小谷勝彦(国内人権ネットワーク)

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実施日 2019年11月29日(金)
場所 豊ヶ岡学園
主催 アムネスティ日本 国内人権ネット

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