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人権の「今」がわかるニュース

イベント報告【イベント報告】立川拘置所参観報告

2019年12月10日、冬空の下、16名で立川拘置所を参観しました。

立川拘置所は、多摩モノレール・高松駅から歩いて15分ほどのところにあります。まず驚いたのは塀がないことです。敷地の一部を公園として地域に開放していて、並木道が美しい地域の景観に自然に溶け込んでいました。

「Visitor」のカードを胸につけ、まずは講堂へ。紹介ビデオで、基本的な刑事制度(留置所・拘置所・刑務所の違いなど)の説明や、所内外での活動の様子を見せていただきました。中でも、篤志面接委員・教誨師の方々の「出所はゴールではなく、スタート」「地域で自立してほしい」という言葉が心に残りました。

その後、運動場・居室などを案内していただきました。拘置所は、裁判でまだ刑が確定していない「未決」の方のための施設であり、未決の方の居室は公開されていません。一方で、一部刑務所の役割も兼ねており、刑が確定した「既決」の方、つまり受刑者の方々が、入所者全体のための炊飯や洗濯等の作業を行っているとのことで、昼間無人になっている受刑者の方々の居室は、廊下から見学することができました。

個人的には、本棚に「るるぶ」「まっぷる」などの旅行ガイドが多かったことがとても印象的でした。出所したらここに行ってみたい、という思いがあるのかな、と想像したりしました。また、ホールなどには、立川の四季をモチーフにしたモザイク画など、見るたびに心を和らげてくれるようなアート作品が展示されていました。

その後、講堂に戻り、質問にこたえていただきました。その際、本年10月に、一部マスコミで「立川拘置所から脱走」という見出しが流れましたが、実際は、正式に釈放された人が、裁判所から指定された日時に出頭しなかったという事案で、本所から脱走したわけではない、開所以来、脱走は一件もないという説明もありました。

  • 収容者全体は減少傾向にあるが、再犯率は上がりつつある
  • 地域に「居場所」と「役割」があれば、再犯率は下がる

出所した方が希望をもって地域で生活できるように、自分にできることは何か?まずはこうして、自分の目で見て知ることから、と改めて思いました。

丁寧に対応してくださった刑務官の皆さま、どうもありがとうございました。

報告者:アムネスティ日本の会員 飯塚

立川拘置所参観報告

実施日 2019年12月10日(火)
場所 立川拘置所
主催 アムネスティ日本 国内人権ネット

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