よくある質問(Q&A)

Q. 性的指向、性自認とは何ですか。

A. 性的指向は、どういう性に対して恋愛感情や性的魅力が向かうのかという、個々人の性質を指します。異性に向かう人、同性に向かう人、複数の性に向かう人、などがあります。性自認は、主観的な性別のことです。「自分は女である」「自分は男である」など、その人が自認する性別であり、生物学的な性と合致しないことがあります。

Q. 日本でLGBTは差別を受けているのですか? どんなことに困っているのですか?

A. 恋愛・結婚は異性とするもの、性別の区別は男女だけ、という価値観が多数を占める社会では、その価値観にそぐわないLGBTの人たちが、暮らしのさまざまな場面で、生きにくさを感じています。

同性を好きなことで、からかわれる。女性の格好をしたら「男なのに」といじめられる。「気持ち悪い」「ヘンな奴」と陰口を叩かれる。あるいは面と向かって言われる。 そして自分がおかしいと悩み、誰にも相談できずに追い詰められてしまう・・・。

拒否される、いじめられる、好奇や蔑みの目で見られる、腫れ物のように扱われる、就職や昇進で不利になる......こうしたことを恐れて、自分がセクシュアル・マイノリティであることを隠して生きていくしかない人が多いのです。

アムネスティではLGBTの人たちが日本で直面する差別について調査報告書にまとめました。

報告書(2017.05.02):日本におけるLGBTの人びとへの差別~人権保障の観点から~(PDF/日本語)

Q. 私のまわりにはいない?

A. 電通ダイバーシティラボが2018年に行った調査によると、日本では11人に1人が、自分のことをセクシュアル・マイノリティだと考えているそうです。

「でも、私のまわりにはいないよ」と思った人。先に述べたように、自分を守るために性的指向や性自認を隠して生きている人たちが少なくないことを考えてみてください。
「いない」のではなく「見えづらい」のです。
LGBTの人が生きやすい社会づくりへの第一歩は、クラスにも職場にも、「LGBTの人が身近な所にいるかもしれない」と考えて行動することから始まるのかもしれません。

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「個人的なことを隠して生きている人は何もLGBTだけじゃない」「差別や偏見の目を向けられる人は他にもいる」と言う人もいるかもしれません。まさにその通り!

LGBTの人が生きやすい社会をつくっていくための根本にあるのは、他者の尊厳を尊重するということ。自分がやられて嫌なことは他の人にしない――このシンプルな考えが広まれば、LGBTの人だけでなく、みんなにとって生きやすい社会になるのではないでしょうか。