国際レズビアン・ゲイ協会によると、同性間の合意に基づく性行為を犯罪とする国は70カ国で、LGBTの人たちやそう思われる人が不当に逮捕されたり、投獄されることを恐れながら暮らしています。うち、12カ国では、死刑に処せられる可能性があります。
国連はこうした権利侵害に対して、繰り返し懸念を表明し続けています。
2011年には歴史上はじめてLGBTの人権に関する国連決議が採択され、日本も賛成に回りました。2014年には、開催国ロシアで、LGBTの人たちを危険にさらす「反同性愛プロパガンダ法」ができたことから、オリンピック憲章に性的指向による差別禁止が明記されるなど、権利保護に向けた国際的な動きが進んでいます。
出典:International Lesbian, Gay, Bisexual, Trans and Intersex Association(ILGA)