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アンゴラの牧畜民を飢餓と水不足から守って!

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アンゴラ南部フイラ州とクネネ州の人びとは、この40年で最悪の干ばつに苦しんでいます。干ばつは3年も続いており、特に伝統的な牧畜民の村々で、栄養失調と飢餓、水不足が危機的状況にあります。

この食糧と水の危機は、アンゴラ南部の共同放牧地が商業農地に転用されたために、さらに悪化しました。しばしば干ばつに見舞われるこの地域では、牧畜民の人たちは肥沃な共同放牧地を移動しながら暮らすことで影響を和らげてきました。共同放牧地が奪われたことで、食物を育てたり生計を維持するのが困難になったばかりでなく、干ばつの影響をより大きく受けることになったのです。

農地転用は正当な手続きも地域住民との協議もなく行われ、影響を受けた人たちに対する賠償もありませんでした。過酷な状況に耐え切れず、食料と水を求めて国境を越えて隣国ナミビアに移動する人たちもいます。既に7,000人以上がナミビアに逃がれました。主に母子と若者です。

アンゴラの憲法や土地法、環境法などは、共同放牧地などの農村共同地を保護していますが、政府はその義務を果たしていません。

「共同地の占領で、私たちの暮らしは破壊されました。家族の結束が弱まり、家族が離散する事態にもなっています」ウイラ州の牧畜民

アンゴラ当局に、南部の牧畜民の人びとを守るよう要請してください。

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アンゴラはすでに気候変動の悪影響を大きく受けています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、産業革命以来の地球温暖化によってアフリカ南部の干ばつの頻度と強度が増していると指摘し、将来さらに悪化すると予測しています。

共同放牧地の商業農地への転用によって、牧畜民の生活はさらに困難になっています。特に2020年からは、共同放牧地が違法に占拠されています。たとえば、ある商業農家は、牧畜民コミュニティの代表者に内容を知らせないまま文書に署名するように強要しました。牧畜民の証言によると、暴力で脅しながら力ずくで指印を押させたそうです。コミュニティの代表者は、今でも文書の内容について知らされていません。地元の報告によると、この文書は土地の使用権を認めるもので、商業農家が違法な土地占有を合法化するために法廷で使う可能性があるとのことです。しかし、コミュニティの人たちは、土地登記手続きについて正式な通知はなかったと主張しています。

政府が農村共有地の境界を定めず、共同体の占有、所有、使用権についての権利証書を発行しないため、牧畜民は、共有地の不法な占有や身体的・心理的な危害に対して脆弱なままです。共同放牧地が商業農地に転用されているのは、政府が自国の法律と国際人権義務を守っていないことを表しています。

期 間: この署名は終了しました。(2021年9月24日〜12月23日)
要請先: ジョアン・ロウレンソ大統領、フランシスコ・マヌエル・モンテイロ・デ・ケイロス大臣(法務人権省)

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。