難民は犯罪者じゃない!オーストラリアは自国で保護を

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オーストラリア政府は、難民としての保護を求めて海を渡ってきた人たちを、自国ではなく南太平洋に浮かぶ島国に移送し、劣悪な環境下で収容しています。この政策には国連や市民団体が非難と改善の声を上げ続け、2017年10月、ついに収容所の一つが閉鎖されることになりました。

しかし、実際は収容されていた難民や保護を求める人を同じ島にある別の「臨時施設」に移しただけです。ターンブル首相は、11月23日、彼らを「本国で受け入れることはない」とあらためて発表しています。

施設は、一部がいまだに建設中で水や電気が通っていません。過去、難民らを標的にした地元住民による暴行事件が幾度も起きていますが、襲撃を防ぐための防護柵もありません。

難民や保護を求める人たちをオーストラリアへ移送し、難民として認定された人をオーストラリアあるいは希望する第三国で暮らせるよう手続きを進めることを、オーストラリア移民大臣に求めてください。


 

自国での保護を拒むオーストラリア政府

閉鎖されたのは、およそ600人が収容されていたパプアニューギニア・マヌス島にある施設です。2016年4月、パプアニューギニアの最高裁判所がこの収容は違憲であると判断し、パプアニューギニアとオーストラリア両政府が対応を迫られていました。

8月にはオーストラリア政府が施設の閉鎖を発表しましたが、実際にとられた対応は同じ島にある別の施設に移すというものでした。オーストラリア政府は、見通しの立っていない第三国への定住を選択肢として提示し、あくまで自国で保護することを拒んでいます。

マヌス島では、受け入れに反対する地元住民が難民らをナタなどで襲うといった事件が過去に何度も起きています。今年4月には、兵士が収容所を直接狙った発砲事件があり問題になりました。臨時施設はこうした襲撃から難民らを守る対策が十分に整っておらず、一部の場所にはまだ水や電気も通っていません。

この対応に対して、数百人の難民らが収容所にとどまって抗議活動を行っていましたが、当局は身柄を拘束するなどして圧力を強め、11月23日にはナイフや警棒を持った警察や入管職員が彼らを無理やり追い出しました。

閉鎖は、難民らを他国で収容し虐待するような政策を終わらせるために重要なステップです。しかし、人権を無視するようなやり方では本末転倒です。

アクションに参加しよう!

難民や保護を求める人たちを自国の領土へ移し、難民認定を受けた人がオーストラリアあるいは希望する第三国で暮らせるようにすることを、オーストラリア移民大臣に要請してください。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年12月8日~2018年3月29日)
要請先 オーストラリア移民大臣

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。