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ベラルーシ政府の横暴は許さない ジャーナリストの釈放を!

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2021年5月23日、ベラルーシ政府を声高に批判してきたジャーナリスト、ロマン・プロタセヴィッチさんが搭乗していた民間機がベラルーシの首都ミンスクの空港に緊急着陸し、ロマンさんはパートナーとともに、当局にその場で逮捕されました。ロマンさんは、ジャーナリストの仕事を「テロ」だとでっち上げられ、指名手配されていました。

この緊急着陸は、爆弾が仕掛けられたおそれがあるとするベラルーシ当局の指示によるものでしたが、爆弾は見つからず、ロマンさんを拘束するためだったとみられています。

ロマンさんは政府が反対意見を徹底的に取り締まる中、身の危険を感じて2019年に国を逃れ、国外から情報発信を行っていました。ベラルーシでは2020年8月の大統領選挙の結果に抗議する大規模なデモが全土で起こり、この抗議活動でも中心的な役割を果たしていました。

強制的な緊急着陸で帰国を余儀なくされたロマンさんは、集団騒乱の組織化、社会秩序に反する集団行動への参加、憎悪の扇動の罪で起訴され、有罪となれば最大で20年の刑を受ける可能性があります。

ベラルーシ当局にロマンさんと彼のパートナーを直ちに釈放するよう、今すぐ求めてください!

【更新情報】6月25日、 ロマンさんと彼のパートナー、ソフィアさんが自宅軟禁に移されました。2人の拘束により科せられた国際社会からの制裁措置を解除させるのが狙いと見られています。しかし、2人が自由を奪われているのにかわりはありません。引き続き署名にご協力をよろしくお願いします。

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ロマンさんは、逮捕された後、ベラルーシの国営テレビに出演し、カメラの前で自分が有罪であると「自白」しました。顔が腫れ上がり、額にはあざのようなものがあり、アムネスティは、強要されて「自白」した可能性があるとみています。拷問などで引き出した「自白」動画を公開して、拘束した者の信頼を貶めたり反体制派の威圧に利用することは、ベラルーシ当局の常套手段です。また、パートナーの拘束はロマンさんを心理的に追い詰めるためだと考えられています。

ベラルーシでは、2020年8月に実施された大統領選挙で、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が圧勝しました。しかし、選挙結果は不正に操作されたものだと多くの市民による全国的な抗議デモが発生。警察や治安当局はこれを暴力で弾圧し、3万人以上が恣意的に拘束されました。

拘束された人たちの多くは、いわゆる行政拘禁を受けたり、高額の罰金を科せられたりしました。何百人もの人たちが、拷問やその他の不適切な扱いを受けたと訴えています。また、数百人が政治的な理由によって起訴され、多くの人が不当な裁判で長期の禁錮刑を受けています。現政権に平和的に抗議する人たちに対する当局の弾圧の一環として、起訴される人たちの数は増え続けています。

期 間: 2021年6月8日〜9月末日
要請先: ベラルーシ共和国検事総長

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。