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中国:人権派弁護士を今すぐ解放してください

現在も拘束されている、18人の人権派弁護士や活動家たち

署名参加者数

中国では、人権派弁護士や活動家に対する大規模な嫌がらせや拘束が起こっています。多くは解放されましたが、18人が正式に逮捕され、現在も拘束されています。その中には、無期刑になる可能性もある「国家政権転覆」容疑で逮捕された人もいます。

人権を守るために活動しただけの人びとを即時に釈放するよう、中国政府に要請してください。



 

「パパ、早く帰ってきて」
紙を持つ一人の男の子の動画が、2015年12月上旬、ネットに流れました。書かれたメッセージは「パパ、早く帰ってきて」。

男の子は王泉泉ちゃん。父親はその年の7月から不在です。泉泉ちゃんは3歳の誕生日を迎える12月20日までには、何としても父親に帰ってきて欲しかったのです。しかしその望みはかなえられませんでした。

泉泉ちゃんの父親、王全璋さんは中国で人権擁護に取り組む弁護士です。2015年7月9日に始まった、人権派弁護士や活動家への激しい弾圧のなかで、拘束されてしまいました。

王全璋さんは泉泉ちゃんの誕生日に帰れなかっただけでなく、自分の40歳の誕生日(2月15日)も、天津市の拘置所のなかで迎えました。妻や泉泉ちゃんと会うこともできませんでした。

200人以上に対する弾圧―現在も18人が拘束されている

2015年7月9日以降、一連の弾圧の標的となった弁護士や活動家は、アムネスティが2016年2月5日までに把握しているだけでも、248人にのぼります。拘束されていた人の多くは解放されましたが、18人が正式に逮捕され、現在も拘束されています。このままでは、彼ら/彼女らが裁判にかけられ、長期の禁錮刑を受ける可能性があります。

王泉泉ちゃんは、お父さんの帰りを待っている。【動画製作・提供:中國維權律師關注組(China Human Rights Lawyers Concern Group)】

政権を告発してきた王全璋さん

王全璋さんは、政権が乱用する身体拘束制度の改革を求める中心的な人物でした。

そんな彼は当局から「目を付けられていた」のでしょう。2015年6月には、当局から厳しい弾圧を受けている気功集団・法輪功の修練者のために弁論をしていた時、裁判官に遮られ、「裁判秩序を乱した」という理由で退廷を命じられ、さらには、別室で廷吏から殴られるというようなこともありました。

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彼は7月10日13時に消息を絶ちました。その後8月31日に、「刑事拘留」から「居所指定による居住監視」に切り替えるとの連絡が、仲間の弁護士にありました。年が明けた1月8日には正式に逮捕されました。

「敏感な事件」を扱っていた王宇さん

王全璋さんと同じ弁護士事務所に所属する王宇さんも、正式に逮捕された一人です。

王宇さんは、「国家分離罪」で終身刑を科されたウイグル人経済学者イルハム・トフティさんのケースや法輪功修練者のケースなど、多くの「敏感な事件」を扱っていました。

王宇さんは2015年7月9日早朝、自宅から何者かに連れ去られました。その後、8月7日に「居所指定による居住監視」におかれていることが判明。2016年1月8日になって、正式に逮捕され、現在も拘束されています。

2人とも半年以上、家族をはじめとする関係者との接触は許されておらず、弁護士との面会すら認められていません。

無期刑もありうる「国家政権転覆」容疑

2人の行方が分からなくなった直後、人民日報は、「公安部は、敏感な問題に公衆の注目を集めるために北京の鋒鋭弁護士事務所で活動していた重大な犯罪組織を壊滅する作戦を開始した」と伝えました。「鋒鋭弁護士事務所」は2人が所属する事務所です。さらに同紙は、「権利擁護弁護士グループと活動家が結託して社会に与えた重大な害悪を、明らかにした」と断じました。

2人とも正式逮捕は「国家政権転覆」容疑によるもので、無期刑も科されうる重罪です。

【参考となるアムネスティ文書】
・「CHINA: LATEST INFORMATION ON CRACKDOWN AGAINST LAWYERS AND ACTIVISTS
人権派弁護士や活動家への弾圧に関する最新状況を、随時更新しています。

 ・「中国:国連拷問禁止委員会第63会期 中国政府の報告書審査に向けたアムネスティの提言書(日本語訳)」
人権派弁護士や活動家に対する弾圧についても言及しています。 

アクションに参加しよう!

弾圧対象となった弁護士や活動家は、中国の憲法や国際法で認められた人権を守るために、多くの市民の代弁者となって活動していたのであり、「国家政権転覆」容疑は不当なものです。弁護士・活動家たちを守るため中国公安部長(公安相)に要請してください。※署名はアムネスティでとりまとめて送ります。

名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。その他の項目にご記入いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2016年3月10日~5月19日)
要請先 公安相、駐日中国大使

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