【中国政府への緊急要請】劉暁波さんに適切な治療と自由を!

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2010年ノーベル平和賞受賞者である中国の人権・民主活動家、劉暁波(Liu Xiaobo)さんが末期の肝臓がんと診断され、刑務所外の病院に移送されて現在治療を受けていることがわかりました。

劉暁波さんは病院に移されたとはいうものの、当局の監視下にあり自由ではありません。そもそも劉さんの投獄は不当なものです。解放され、自らが望む適切な治療を受けられなければなりません。

末期がんの劉さんにとって、事態は急を要します。今すぐ、李克強・中国首相に要請してください。

【更新情報 2017.07.14】
7月13日、劉暁波さんが逝去しました。彼は何十年にもわたり、中国における人権と基本的自由の促進のために、粘り強く闘ってきました。発言を封じようとする中国政府から、執拗で、しばしば残忍な攻撃を受けましたが、決して屈することはなかった劉暁波さん。心より哀悼の意を表します。

ニュース:劉暁波さん、中国と世界に永遠の遺産を残した人権の巨人

このアクションは7月13日をもって終了します。アムネスティは、今も当局によって自宅軟禁に置かれ、監視を受けている妻の劉霞さんを救うアクションを来週にも始める予定です。


 

1989年の民主化運動でも知識人として大きな役割を果たした劉暁波さんは、2008年12月、中国の政治改革を求める「08憲章」を起草しました。この文書は暴力を唱導するようなものではまったくなく、自由・人権・平等が人類共通の普遍的価値であり、共和・民主・憲政が現代政治の基本的制度枠組みであることを訴えるものでした。しかしこのことが原因で逮捕され、2009年12月、「国家政権転覆扇動」という罪で懲役11年の判決を受けました。

その後、2010年12月には「民主化と人権の促進への貢献」を理由に、ノーベル平和賞を受賞しましたが、その後も釈放されることはなく、劉暁波さんの妻、劉霞さんも法的根拠のない厳しい監視下に置かれています。

アクションに参加しよう!

李克強・中国首相に対して、劉暁波さんが望む適切な治療と自由を保障するよう求めてください!

※要請先に直接メールを送ります。あなたの名前、メールアドレスが配信元として送信され、返事が届く可能性があります。また、首相のメールアドレスが閉鎖された場合は、アムネスティ日本で取りまとめてファクスですぐに政府に送ります。

※ご入力いただいたメールアドレス、電話番号に、後日、アムネスティ・インターナショナル日本から活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年6月29日~7月13日)
要請先 李克強・中国首相