© Matteo Bastianelli

離れ離れになったウイグル人親子を再会させて!

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子どもを親族に託して新疆ウイグル自治区から海外に渡った多くのウイグル人が、その後、子どもに会えなくなるという事態が起きています。

新疆ではウイグル人に対する大規模な弾圧が行われており、子どもの面倒を見ていた親族が拘束されると、子どもは孤児院や寄宿舎に連れて行かれ、ほとんどの場合、行方も分からず、連絡も取れなくなってしまいます。帰国しようにも拘束されてしまう危険があるため、戻ることもできません。

警察の執拗な嫌がらせから逃れるためイタリアに渡ったミリバンさんと夫のアブリキムさんも、4人の子どもたちに会えなくなってしまいました。国を離れた当時、大弾圧はまだ始まっておらず、後から呼び寄せるつもりで子どもたちを両親に預けました。しかしその後、両親とも拘束されてしまいます。

2019年、ようやくイタリア政府から子どもを呼び寄せる許可を得ましたが、そのためには子どもたちが5千キロも離れた上海に行ってビザを取得する必要がありました。過酷な旅の末、4人は何とか上海にたどり着きましたが、ビザを申請する前に警察に捕まって新疆に連れ戻され、国が運営する孤児院と寄宿学校に入れられてしまったのです。

「生きているうちに子どもたちと再会できるかわからない。何より辛いのは、子どもたちが孤児になってしまっていることです」――ミリバンさん

中国当局に、新疆での弾圧をやめ、離れ離れになっているウイグル人親子が再会できるよう要請してください!

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イスラム系住民が多く住む新疆ウイグル自治区では2014年から「テロとの戦い」の名の下、住民は厳しい監視下に置かれるようになりました。2017年からは、新疆に住むウイグル人やカザフ人を始めとするイスラム系の人びとが大量に拘束され、「再教育センター」や「職業訓練センター」と呼ばれる収容施設に収容されるようになったのです。その数は100万人以上とも言われています。

収容された人びとは拷問や虐待を受け、自分たちの文化を禁じられ、中国共産党の政治思想をたたきこまれます。仕事や留学で海外にいたウイグル人は帰国するとすぐ拘束されて収容施設に収容されるため、国内の家族や友人から帰国しないよう警告されます。子どものパスポートは発給が拒否されたり、没収されたりしています。そのため、子どもを親族に預けていたウイグル人は国に戻ることも、子どもを呼び寄せることもできず、子どもに会えなくなってしまいます。さらに、子どもの面倒を見ていた親族が収容されると、子どもたちも収容され、一家は離散してしまいます。そして新疆にいる子どもや親族とほとんど連絡を取れなくなり、行方も分からなくなってしまうのです。

期 間: この署名は終了しました。(2021年3月19日-5月26日)
要請先: 習近平国家主席、新疆ウイグル自治区党書記

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。