国際電話も命がけ!? 海外にいる家族と話させて

海外で暮らす家族や友人へ電話をしたり、メールをする。私たちが、普段、何気なくしていることが、危険を冒さなければできない国もあります。その一つが朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)です。

北朝鮮で海外へ電話をかけることは命がけの行為です。国は国際通信を規制しており、国際電話をかけるためには、中国から密輸された「違法」な携帯電話を使わざるをえません。当局に見つかれば、逮捕・拘束され、過酷な労働や拷問を強いられる収容所に送られてしまうこともあります。

情報や通信の自由への過剰な規制と取り締まりをやめて、外の世界とつながろうとする人びとを不当に監視、拘束しないよう朝鮮労働党委員長 金正恩に要請してください。



 

通信の規制で苦境に立たされる家族たち

「子どもたちが飢えで苦しんでいないか、捕まっていないか。電話をすることができなかったので、知ることさえできませんでした。とてもつらかった」-北朝鮮を逃れたチェ・ヒョンジュンさん

国の許可がない越境に厳罰を科し、国際通信を厳しく制限している北朝鮮では、逃れた人が国に残した家族と連絡をとることは決して容易ではありません。国内の携帯電話サービスやインターネットサービスには規制がかかっているため、外国のウェブサイトにアクセスしたり、海外に電話をかけたり、メールを送ったりすることができません。郵便局にある固定器で国際電話をかけることができますが、常に当局の監視を受けています。

そのため、多くの人は、国際通信が可能な、中国から密輸された「違法」な携帯電話を使おうとします。しかし、当局に見つかれば、投獄されてしまいます。中国回線がつながる国境地帯へ、身を潜めながら、何百キロもの危険な道のりを移動しなければいけない人もいます。中国製携帯電話を持っていない家族がほとんどで、多くの場合、高額な費用を支払って仲介人に依頼する必要があります。

ますます強まる監視と取り締まり

近年、政府は、監視と取り締まりをより一層厳しくしています。国際通信を摘発するための専門部署を設け、中国製携帯電話の発信を特定できる探知器や通話を妨害する装置などを導入しています。高度な最新技術に加えて、人と人とが互いに監視し合う従来の制度も広く行われています。

こうした中、人びとは監視を避けるために、山奥へと登って妨害や探知を防いだり、会話を数十秒で終わらせるなどしています。海外で暮らす家族や友人との連絡がますます困難なものになっているのです。

アクションに参加しよう!

情報や通信の自由への過剰な規制と取り締まりをやめて、外の世界とつながろうとする人たちを不当に監視、拘束しないよう朝鮮労働党委員長 金正恩に要請してください。署名はアムネスティで取りまとめて送ります。

※名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。その他の項目にご記入いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2016年4月1日~7月7日)
要請先 朝鮮労働党委員長 金正恩