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イラン:ヒジャブに抗議して16年の実刑判決 24歳の女優に自由を!

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女優のヤサマン・アリヤニさんは、2019年3月8日の国際女性デーに、地下鉄の女性専用車両にヒジャブを脱いで乗り込みました。そして、「いつの日か、すべての女性が好きなものを着ることができるように」「ヒジャブを被っているあなたと、被らない私が街を一緒に歩けるように」と未来への希望を口にしながら、母親とともに、乗客に花を配りました。

イランでは、女性が公共の場で頭髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着用することが法律で義務化されています。ヤサマンさんは女性の表現の自由を求め、この法律に抗議するためにこの行動を取ったのです。彼女の勇気ある行動を記録した動画は、ソーシャルメディアで瞬く間に拡散されました。

2019年4月、自由を求める女性に対する取り締まりを強化するイラン当局によって、ヤサマンさんと母親は逮捕されてしまいます。裁判でヤサマンさん親子は、3つの罪で合計16年の実刑判決を受けました。

【更新情報】2020年2月5日、ヤサマンさんと母親の控訴審が開かれ、2人の刑は9年7カ月に減刑されました。しかし、減刑されたからといって、この実刑は明らかに不当です。引き続き署名へのご協力をお願いします。

【更新情報】獄中のヤサマンさんは2020年11月に新型コロナウィルス感染が判明し、他の陽性者と一緒に3週間隔離されました。母のモニレさんは医師から甲状腺と椎間板ヘルニアの手術が必要と診断されていますが、必要な治療をずっと受けられずにいます。

イランの司法長官に対して、ヤサマンさん親子を今すぐに無条件で釈放するよう要請してください!

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逮捕されてから、ヤサマンさんは厳しい尋問を受け、彼女の行動の背後には外国の力があると自白するよう強要されました。自白しなければ友人や家族を逮捕するぞ、と脅されました。

その後2人は「反体制のプロパガンダを広めた」「ヒジャブを脱いだことで腐敗と売春を煽った」「安全保障に対する犯罪行為を結託して行った」と3つの罪で起訴され、合計で16年の実刑を宣告されました。

表現の自由

イランの法律や習慣には、女性に対する差別が根深く残っています。女性が髪の毛を見せたり、派手な化粧をしたり、ぴったりした服を着たりしただけで、いやがらせを受けたり、拘束されてしまうことがあります。1979年から、公の場でヒジャブを着用することはイランの女性には義務づけられ、外出するときは髪の毛、腕や脚を隠さなければなりません。

イランの女性たちは表現の自由を求めて40年もヒジャブ強制に反対し闘ってきましたが、近年女性たちの抗議活動の波が広がるにつれ、イラン当局の取り締まりも厳しくなっています。2018年以降、ヤサマンさん親子を含む12人の女性活動家が逮捕されてしまいました。

期間 この署名は終了しました。(2019年11月29日-2021年3月15日)
要請先 エブラヒム・ライズィ司法長官

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。