ミャンマーで数百人が逮捕されて行方不明に!

ミャンマー(ビルマ)ラカイン州北部で、治安部隊の掃討作戦のさなかに逮捕された数百人が秘密裏に拘束されています。

その多くは、イスラム教を信仰するロヒンギャの人たちで、罪状を告げられることも無く逮捕されました。政府は、彼らをどこに拘束しているか、いまだに明かしていません。しかし、拘束中に7人が死亡したことがわかっており、逮捕された人たちが拷問を受けている可能性が懸念されます。

ミャンマーの内務大臣に、逮捕された人たちの所在を明らかにし、彼らに対し法に則った扱いをするよう、要請してください!



 

暴行を受け、連れ去られた人たち

「私の息子たちは後ろ手に縛られると、兵士に何度も蹴られ、殴り飛ばされました。私は兵士に銃を突きつけられ、泣くことしかできませんでした。そして、息子たちは逮捕の理由も告げられないまま連れ去られ、今も居場所がわかりません」(ロヒンギャの女性)

2016年10月、警官9人が殺害された事件を機に始まった作戦では、「犯人はロヒンギャだ」としてロヒンギャの人が多く暮らす地域に大規模な治安部隊が投入され、一帯が封鎖されました。部隊は多くの村を焼き払ったうえ、貧しい村びとたちを無差別に銃撃し、集団で女性を強かんするなど、徹底的な攻撃を行いました。

この作戦中に、イスラム教の宗教関係者や教師など数百人が逮捕され、身柄を拘束されています。

国際社会からの非難もあり、掃討作戦はほぼ終了しましたが、逮捕された人たちがどこに拘束されているのか、逮捕が警官9人の殺害事件に関連したものなのかどうか、4カ月以上たった今も、わかっていません。残された家族らの証言によると、ある村では、兵士が民家に押し入って、中にいる男性全員を引きずり出し、殴る蹴るの暴行を加えた後、逮捕の理由も言わずに連れ去ったということです。

当局は今年1月、「現時点で485人を逮捕し、法的措置を進めている」と発表しました。しかし、彼らの居場所も罪状も明らかにしておらず、「法的措置」の内容もわかっていません。

さらに、報道によると、国連の現地スタッフとして働いていた男性ら、7人が身柄の拘束中に死亡しています。秘密裏に拷問が行われていることが危惧されます。

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公平性が疑われる調査委員会

アムネスティは、被害者や目撃者から聞き取りを行い、掃討作戦中に人権侵害が行われていたことを把握しました。また、国連人権高等弁務官(OHCHR)は現地を視察し、「掃討作戦において、ロヒンギャに対する人権侵害が行われていた」との報告書を発表しています。しかし、作戦中の治安部隊の行為に関する政府の調査委員会は、こうした報告を否定しています。

委員会は、3日間の現地調査を行っただけで中間報告書を出し、その中で「治安部隊による民族的、宗教的な迫害の事実は存在しない」「部隊が人権侵害を行った、と断定するに足る証拠は無い」としています。また、逮捕されている人たちについても、情報を明かしていません。そもそも、調査委員会の責任者を務めているのは元軍幹部の副大統領で、公正な調査が行われているどうかも疑問視されています。

アクションに参加しよう!

逮捕された人たちの所在を明らかにし、彼らに対し人道的な対応と適切な司法手続を保障するよう、ミャンマーの内務大臣に要請してください。

※あなたの名前、メールアドレスが配信元として送信され、要請先から返事が届く可能性があります。また、要請先のアドレスが閉鎖などにより不通になった場合は、アムネスティで署名として取りまとめて政府に届けます。

※名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。その他の項目にご記入いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年3月1日~5月2日)
要請先 ミャンマー内務大臣

ミャンマー(ビルマ)ラカイン州北部で、治安部隊の掃討作戦のさなかに逮捕された数百人が秘密裏に拘束されています。

その多くは、イスラム教を信仰するロヒンギャの人たちで、罪状を告げられることも無く逮捕されました。政府は、彼らをどこに拘束しているか、いまだに明かしていません。しかし、拘束中に7人が死亡したことがわかっており、逮捕された人たちが拷問を受けている可能性が懸念されます。

ミャンマーの内務大臣に、逮捕された人たちの所在を明らかにし、彼らに対し法に則った扱いをするよう、要請してください!



 

暴行を受け、連れ去られた人たち

「私の息子たちは後ろ手に縛られると、兵士に何度も蹴られ、殴り飛ばされました。私は兵士に銃を突きつけられ、泣くことしかできませんでした。そして、息子たちは逮捕の理由も告げられないまま連れ去られ、今も居場所がわかりません」(ロヒンギャの女性)

2016年10月、警官9人が殺害された事件を機に始まった作戦では、「犯人はロヒンギャだ」としてロヒンギャの人が多く暮らす地域に大規模な治安部隊が投入され、一帯が封鎖されました。部隊は多くの村を焼き払ったうえ、貧しい村びとたちを無差別に銃撃し、集団で女性を強かんするなど、徹底的な攻撃を行いました。

この作戦中に、イスラム教の宗教関係者や教師など数百人が逮捕され、身柄を拘束されています。

国際社会からの非難もあり、掃討作戦はほぼ終了しましたが、逮捕された人たちがどこに拘束されているのか、逮捕が警官9人の殺害事件に関連したものなのかどうか、4カ月以上たった今も、わかっていません。残された家族らの証言によると、ある村では、兵士が民家に押し入って、中にいる男性全員を引きずり出し、殴る蹴るの暴行を加えた後、逮捕の理由も言わずに連れ去ったということです。

当局は今年1月、「現時点で485人を逮捕し、法的措置を進めている」と発表しました。しかし、彼らの居場所も罪状も明らかにしておらず、「法的措置」の内容もわかっていません。

さらに、報道によると、国連の現地スタッフとして働いていた男性ら、7人が身柄の拘束中に死亡しています。秘密裏に拷問が行われていることが危惧されます。

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公平性が疑われる調査委員会

アムネスティは、被害者や目撃者から聞き取りを行い、掃討作戦中に人権侵害が行われていたことを把握しました。また、国連人権高等弁務官(OHCHR)は現地を視察し、「掃討作戦において、ロヒンギャに対する人権侵害が行われていた」との報告書を発表しています。しかし、作戦中の治安部隊の行為に関する政府の調査委員会は、こうした報告を否定しています。

委員会は、3日間の現地調査を行っただけで中間報告書を出し、その中で「治安部隊による民族的、宗教的な迫害の事実は存在しない」「部隊が人権侵害を行った、と断定するに足る証拠は無い」としています。また、逮捕されている人たちについても、情報を明かしていません。そもそも、調査委員会の責任者を務めているのは元軍幹部の副大統領で、公正な調査が行われているどうかも疑問視されています。

アクションに参加しよう!

逮捕された人たちの所在を明らかにし、彼らに対し人道的な対応と適切な司法手続を保障するよう、ミャンマーの内務大臣に要請してください。

※あなたの名前、メールアドレスが配信元として送信され、要請先から返事が届く可能性があります。また、要請先のアドレスが閉鎖などにより不通になった場合は、アムネスティで署名として取りまとめて政府に届けます。

※名前、メールアドレス、個人情報保護の項目は必須です。その他の項目にご記入いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 2017年3月1日~3月29日(予定)
要請先 ミャンマー内務大臣

 

アクションに参加しよう
または
  • ミャンマー内務大臣殿

    ミャンマー北部のラカイン州で、4か月前に始まった大規模な掃討作戦において逮捕された何百人ものロヒンギャの人たちのことを、私は深く憂慮しています。

    私は彼らが強制的な失踪の犠牲者であり、拷問やその他の虐待の危険にさらされ、不当な裁判を受ける危機にあると考えます。

    私は以下を要請します。

    ・ ラカイン州での治安部隊の掃討作戦中に逮捕されたすべての人の現状と居場所を明らかにし、彼らが人道的に扱われ、彼らが家族や自ら選んだ弁護士と迅速に、効果的かつ常に連絡を取り合えるように、また適切な医療ケアを受けられるよう保障すること。

    ・ 国際的に犯罪とされる罪で速やかに起訴された場合を除き、身柄を拘束されているすべての人を直ちに解放すること。また、すべてのケースで、死刑に頼らない、国際基準を満たす公正な裁判を行い、すべての被拘禁者を拘禁場所として認められた場所に移送すること。

    ・ 治安部隊による身柄拘束中の死亡や拷問、その他の虐待の疑いについて、公平で効果的な独立した調査を行うこと。被疑者(指揮責任者を含む)は、死刑に頼らない、国際基準を満たす公正な裁判で裁くこと。
  • Dear Minister,

    I am deeply worried about the hundreds of Rohingya detained four months ago as part of the major security operation in Myanmar’s northern Rakhine State.

    I consider them to be victims of "enforced disappearances," and to be at risk of torture and other ill-treatment.

    I therefore call on you to:

    ・ Immediately disclose the fate and whereabouts of all individuals detained during the security operations in northern Rakhine State and ensure that they are treated humanely, allowed effective, prompt and regular access to their families, lawyers of their own choosing and adequate medical care;

    ・ Immediately release all detainees unless they are promptly charged with an internationally recognizable offence. In such cases, ensure all trials meet international standards of fairness, without recourse to the death penalty, and all detainees are transferred to recognized places of detention;

    ・ Undertake independent, impartial and effective investigations into deaths in custody and allegations of torture or other ill-treatment by the security forces. Those suspected to be responsible – including those with command responsibility – should be brought to justice in trials which meet international standards of fairness, without recourse to the death penalty.

    Sincerely,

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