同性愛を理由に拉致されたロシアの男性たちを助けて!

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ロシア南部のチェチェンで、100人以上のゲイの人たちが拉致され、今も不当に拘束されています。当局は「この地域に同性愛者など存在しない」といって事実を否定していますが、「伝統に反する性的関係の防止」を名目に、ゲイ男性を一掃するよう警察に命じた可能性があります。

地元紙によると、警察は、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス(LGBTI)の知人の名を聞き出すため、捕まえた人たちを拷問や虐待で痛めつけ、少なくとも3人が亡くなっています。

これ以上、被害者がでないよう、あなたの力が必要です。拉致、殺害事件を早急に調査し、加害者を処罰するよう、ロシアの調査委員会議長に今すぐ要請してください。



 

根強い嫌悪で、命を危険にさらされる

同性愛を嫌悪する風潮が根強く残る中で、ロシアではLGBTIやそう思われる人が極めて危険な状況に置かれています。しかし政府は事態に対応するどころか、2013年に「未成年に向けた非伝統的な性的関係に関するプロパガンダ」を刑罰の対象にするなど、嫌悪を助長するような行動をとっています。

こうした中、特にチェチェンでは「家族の名誉を傷つけた」として、同性愛者の人が親族から命を奪われるといったことも起きています。ほとんどの場合、加害者が罰せられることはありません。

4月3日、ロシアの大統領報道官は今回の事件について捜査を実施すると発表しました。しかし、チェチェン当局は事件を一笑したり、否定するなど、真剣に取り組む姿勢を見せていません。拉致された男性数人が家族の元へ戻ってきたという報告もありますが、彼らを社会の差別や暴力、政府の迫害から守る措置はなく、依然として危険な状況に置かれています。

チェチェンで暮らすLGBTIの人たちを守るため、アムネスティでは、現在、世界中で署名活動や抗議行動を展開しています。彼らの存在を否定するような当局の発言は到底許されるものではありません。

今回の事件を徹底的に調査し、加害者を処罰すること、そして、チェチェンで暮らすLGBTI市民の安全を守るため、あらゆる措置を講じるよう、ロシアの調査委員会議長に要請してください。

アクションに参加しよう!

署名(お名前)は、アムネスティ・インターナショナル日本でとりまとめて、ロシア大使館に提出します。

※メールアドレス、電話番号をご入力いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年6月20日~9月5日)
要請先 ロシア連邦・調査委員会議長