©Sergio Ortiz/Amnesty International

引き離された難民の親子を1日も早く再会させて!

「私は、アメリカでは何の権利を持っていません。息子と一緒にいる権利もないと言われました。母親が息子と一緒にいる権利がないなんて......」
―米国で難民認定申請をしているヴァルキリアさん

ヴァルキリアさん家族は、母国ブラジルで、自宅前で麻薬を密売した売人を批判したために、「家族を皆殺しにする。どこに逃げても、ブラジル中、追いかけてやる」と脅迫を受けていました。そこで、当時7歳だった息子アベルくん(仮名)とともに、米国に逃れました。しかし、米国当局はヴァルキリアさんを収容施設に入れ、母親と息子を引き離しました。

ヴァルキリアさんが息子と離された理由については、説明さえありません。

それから1年。ヴァルキリアさんは今も収容され続けています。息子のアベルくんは、先に米国で難民申請をしている父親と一緒に暮らしていますが、母親であるヴァルキリアさんに、もう1年も会っていません。毎日寂しい思いをしながら、玄関のドアをじっと見つめて母親が帰ってくるのを待っています。

【更新情報2019.03.14】残念ながらヴァルキリアさんの異議申し立ては却下され、3月18日の週に強制送還されることになっていました。しかし3月8日、連邦裁判所が、親子引き離し政策を巡る集団訴訟の原告を拡大する決定を下し、ヴァルキリアさんもその対象となったことで、送還が延期されました。救済措置の決定は、3月28日に出される予定です。

難民申請をしているヴァルキリアさんが今すぐ釈放され、家族と一緒に暮らせるよう、米国の移民・税関捜査局に要請して下さい。

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息子のアベルくんと彼の父親は、収容中のヴァルキリアさんを訪問することは許されていますが、彼らが住んでいる場所は収容施設から遠く離れており、難民申請中の父親には、そこまで行くための金銭的余裕がありません。2018年9月10日に、ヴァルキリアさんの難民申請が却下されました。彼女は今、異議申し立てをしています。

昨年、米国では難民・移民に不寛容なゼロ・トレランス政策が導入されたことで、親が拘束され続けてしまい、子どもと離れ離れになるケースが続出しました。その数は2000人以上に上ります。

子どもと引き離されたことで精神的に不安定になる人、再会のために難民認定を諦めて申し立てを放棄する人もいます。ヴァルキリアさんも、息子と会えないことで生きる気力を失いつつあります。

子どもの心にも深い傷を残し、その成長に暗い影を落としかねません。親子を引き離すことは、子どもにとっての最善の利益を優先させることを義務づけた「子どもの権利条約」に違反しています。

期間 このアクションは終了しました(2019年3月4日~4月26日)
要請先 米国移民・税関捜査局 エルパソ事務所
米国移民・関税捜査局の局長代行 ロナルド D. ヴィティエロ

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