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感染爆発は時間の問題!米国の収容施設にいる移民を助けて!

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新型コロナウイルスの感染者数も死者数も世界最多となった米国では、感染拡大防止策から取り残されている集団がいます。全米で200カ所以上もある施設に収容されている4万人もの移民・庇護希望者です。

米国入管施設での収容は世界で最大規模ですが、米国政府はウイルス感染拡大後も、収容し続けています。収容されている人の中には基礎疾患を抱えている人や高齢者も数多くいます。

収容施設は人であふれ「適切な距離」を保つなど到底無理な状況で、せっけんも消毒液も不足しています。多くの人がウイルスの感染リスクや予防対策についての説明を受けておらず、感染が疑われても検査も行われていません。

4月上旬には、7州の12の施設で感染者が出ています。このままでは感染爆発は時間の問題です。あちこちの施設で不安に駆られた収容者が人道的仮釈放を求めてハンストを始めています。

【更新情報】移民関税執行局の発表によると、5月16日時点で入管施設に収容されている移民・庇護希望者26,660人のうち、2,328名が新型コロナウイルスの検査を受け、うち1,163名が陽性であることが判明しました。検査を受けた人の約半数が感染しているという衝撃的な結果であり、すでに感染が爆発的に広がりつつあることは明白です。入管施設で勤務する職員44名も感染が判明しています。

【更新情報】アメリカの複数のメディアの報道によると、5月6日にサン・ディエゴの入管施設で新型コロナウイルスによる初の死者が出たことが伝えられています。

もはや一刻の猶予もありません。米国政府に対し、施設に収容されている移民・庇護申請者を釈放するよう、求めてください。

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移民・庇護希望者を収容しているのは、国土安全保障省の移民関税執行局(ICE)です。

ICEは「緊急の人道的な理由」や「多大な公共の利益」がある場合には、収容者を釈放できる法的権限を持っています。今は、まさにその状況なのです。連邦裁判所はすでにいくつかの施設に関して、このまま収容を続ければ命の危険があると、ICEに釈放を命じています。

人権、健康、移民、難民に関する国連の4機関も3月31日に共同声明を発表し、過密・非衛生的な環境で収容されている移民・庇護希望者をすみやかに解放することを求めました。

そもそも、国際人権基準では移民や庇護希望者を在留資格上の問題で拘束するのは、他に制限措置がない場合の、ごく例外的な対応に限られるべきものです。新型コロナウイルスのような世界的な公衆衛生危機の中、もはや収容は正当化できません。在留資格の問題だけで懲罰的な拘束を続けるのは、虐待であり、健康に対する権利を踏みにじるものです。

期 間: この署名は終了しました(2020年5月4日~6月末日)
要請先: 米国 国土安全保障省チャド・ウルフ長官代行、
移民関税執行局マシュー・アルベンス副局長

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。