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米国:石油会社と闘う人権活動家の弁護士を釈放して!#FreeDonziger

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米国石油業界大手のシェブロン社による環境汚染に苦しめられていたアマゾン地域の住民が、1993年、同社を相手取って集団訴訟を起こしました。裁判は2011年に原告側が勝訴し、シェブロンには賠償金95億ドル(約1兆円)が課せられました。しかし、住民とともに闘ってきた米国出身の人権派弁護士スティーブン・ドンジガーさんは、その「報復」としてシェブロンから訴えられてしまいます。不当な司法手続きで900日間も自宅軟禁を強いられた上に、2021年10月に6カ月の禁錮刑を言い渡されました。弁護士資格もはく奪されました。

現在は、新型コロナウイスル感染症対策で刑務所ではなく在宅で拘禁されています。

この報復は、環境や地域社会への配慮と責任がビジネスでも必須となってきている今日の国際社会の流れに逆行し、世界で広がる環境や人権の保護活動を牽制するものです。

ドンジガーさんの釈放と彼の自由を奪った状況の徹底捜査などを、米国司法長官に求めてください!

【更新情報(2022.04.27)】ドンジガー さんが約1000日間の恣意的拘禁のすえに、2022年4月25日、釈放されました。しかし、彼に対する不正が正されたわけではありません。アムネスティは引き続き、ドンジガーさんが恣意的に拘束されるに至った状況について公平かつ独立した調査を開始すること、人権活動家を標的にした企業による司法制度の乱用を規制する措置を講じること、を求めアクションを続けます。

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1993年、エクアドルのアマゾン地域の環境汚染で被害を被った住民が、大手石油会社のテキサコ(現シェブロン)を相手取り訴訟を起こしました。ドンジガーさんは、現地エクアドルにおもむき原告の弁護団に加わりました。裁判は長期にわたりましたが、ついに2011年、エクアドルの裁判所は、「シェブロンの不法投棄による環境汚染が、アマゾン一帯の環境や地域住民の健康に深刻な影響を及ぼしている」と判決を下しました。そして、先住民族伝来の土地への大量投棄は故意であったとして、賠償金95億ドル(約1兆円)の支払いを命じました。

しかし、同社は、エクアドルからすべての資産を引き上げ、「訴えをやめなければ、係争は生涯続くことになる」と原告側を脅しました。そして、エクアドルでの裁判の全原告とドンジガーさんを含む弁護団、支援したNGOらを相手に、米国で訴訟を起こし、中傷活動を展開しました。その後、ドンジガーさんは、裁判所からの電子機器の提出命令に依頼人保護の観点から従わなかったことで法廷侮辱罪に問われ、行動監視のためのGPS足輪を着けさせられ2年以上の自宅軟禁を強制されました。

この措置は、判事が民間の検察を立てたことで、司法の公平性に疑いが残る中で科されました。恣意的拘禁に関する国連作業部会は、2021年9月、「ドンジガーさんの自由のはく奪は恣意的で法的根拠に欠け、公正な裁判を受ける権利を侵害するものだ」と指摘しています。さらに、「自宅軟禁は、エクアドルの先住民族の弁護に対する報復だ」とも結論付けました。

ドンジガーさんは2021年10月1日、実刑6カ月の判決を受けました。そして、10月27日から12月9日まで刑務所に収監され、残る刑期は自宅軟禁になりました。

シェブロンのこの報復的な訴訟はスラップ訴訟(SLAPP)※にあたり、容認できるものではありません。

※ スラップ訴訟(SLAPP)
Strategic lawsuit against public participationの略。企業や公的機関などが個人・市民団体・ジャーナリストによる自分に不利な言論(批判、反対、公的請願など)を妨害するために起こす訴訟。相手に苦痛や負担を与えることが主な目的で、恫喝訴訟、威圧的訴訟、口封じ訴訟などとも呼ばれる。

期 間: この署名は終了しました。(2022年3月1日〜2022年8月17日)
要請先: 米国司法長官 メリック・ガーランド

この署名は終了しました。たくさんの方のご参加、ありがとうございました。