米国:移民に水や食料を渡したら罪 !? 人道支援の犯罪扱いにNO !

人道支援ボランティアのスコット・ウオレンさんは、自宅があるアリゾナ州の砂漠の町で、非正規移民2人に対して、食料、水、衣服などの物資を支援しました。

こうした行為が「不法入国者をかくまった」など3つの容疑にあたるとして、ウオレンさんは起訴されてしまいました。すべての容疑で有罪となれば、実刑20年を言い渡されるおそれがあります。

ウオレンさんが行っているボランティア活動は、砂漠で移民や庇護を求める人たちの命をつなぐための、とても重要な人道支援であり、決して犯罪行為ではありません。

米国司法省に対して、人道支援を犯罪扱いするのをやめ、スコット・ウオレンさんに対するすべての起訴を取り下げるよう、要請してください。

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アリゾナ州はメキシコとの国境にある州で、多くの砂漠があります。砂漠では、過酷な環境のために多くの移民や庇護希望者が命を毎年落としています。ウオレンさんや、活動を共にする移民支援団体「ノー・モア・デス」など、多くのグループや個人が、移民や庇護希望者への人道支援に長年取り組んできました。

しかし米国当局は、配給物資を廃棄するなど、人命を守るこうした取り組みを阻止しています。非正規移民に対する人道支援をすれば密入国や犯罪者をかくまった罪に問われてしまうこともあるのです。ウオレンさんは今年初めにも、他のボランティア8人とともに、移民を支援したために軽犯罪で起訴されました。砂漠地域を移動する移民のために水などの物資を砂漠に置いておいたことが、「不法侵入」と「ごみの不法投棄」とみなされたのです。

ウオレンさんのような人道支援活動に対する取り締まりは、トランプ政権による移民や難民に対する否定的な政策のもとで進められています。保護を求めて米国を目指す人たちの入国を阻止・抑止するために、人道支援が阻害されているのです。

国は、砂漠地域での移民や庇護希望者の不慮の死を防止し、命を守る法的義務があります。ウオレンさんたちが行う、生存権を守るための人道支援の取り締まりを、ただちにやめさせなければなりません。

期間 このアクションは終了しました。(2019年6月5日~6月末日)
要請先 マイケル・バイレイ連邦検事(米国アリゾナ州)

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