女性を守ろうとして国家の敵扱い エジプトの弁護士を守って

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政府への批判を一蹴しようと、エジプトでは、人権問題に取り組む個人や団体への締め付けが厳しさを増しています。弁護士のアザ・ソリマンさんもこうした被害者の一人です。

女性への強かん被害について訴えたことが国の名誉を貶めたとして、逮捕・起訴され、現在、懲役15年に科される危機にあります。資産を凍結され、他の国に行くことも禁じられています。

ソリマンさんをはじめ、活動家らに対する不当な起訴を取り下げ、資産凍結、出国禁止を解くよう、今すぐエジプト大統領に要請してください。



 

活動家たちを苦境に追いやる法制度

「国の敵」「国家の安全を脅かす危険人物」「外国のスパイ」・・・
政府にこのようなレッテルを貼られ、エジプトでは、多くの活動家が当局による嫌がらせ、脅迫、監視、迫害の恐怖にさらされています。人権活動に取り組み、「国益を損ねた」罪に問われれば、最大で懲役25年を科される可能性もあるのです。

NGOなどが政府の許可なく海外から資金や物資援助を受けることを禁じる法律もあります。こうした法律に違反したとして、過去3年で、ソリマンさんなどの人権団体職員24人が出国を禁じられ、7つの団体と10人が資産を凍結されています。こうした中、活動を停止に追い込まれる団体も少なくありません。

容赦のない弾圧に今すぐ終止符を

女性に対する差別や暴力をなくそうと、ソリマンさんが取り組んでいたのは法制度の改善や意識啓発です。仲間の弁護士とともに立ち上げた団体では、家庭内暴力、強かん、虐待などの被害者に法的支援を提供したり、貧しい女性たちに読み書きを教えていました。

今年5月、シーシー大統領はNGOの活動をより一層制限する新たな法律に署名し、政府に批判的な20以上のウェブサイトを閉鎖するなど、ますます強行的な行動にでています。

ソリマンさんを救うために、あなたの力が必要です。彼女をはじめ、活動家らに対する不当な起訴を取り下げ、資産凍結、出国禁止を解くよう、今すぐエジプト大統領に要請してください。

アクションに参加しよう!

署名(お名前)は、アムネスティの国際事務局を通じて、エジプト大統領に提出します。

※メールアドレス、電話番号をご入力いただいた方には、アムネスティ・インターナショナル日本から後日、活動紹介のご連絡を差し上げる場合がございます。

アクション期間 このアクションは終了しました。(2017年6月12日~10月2日)
要請先 エジプト大統領