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【オンライン】インクルーシブカフェ 「入管収容と収容代替措置を考える」

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出入国在留管理庁(入管庁)の収容施設では、オーバーステイや不法入国など、 退去強制する理由があるとされる外国籍の人々が収容されています。その中には、 自国に戻ると迫害のおそれや命の危険がある難民認定申請者を含む、さまざまな理由で帰国できない人たちがいます。収容を一時的に解く「仮放免制度」もありますが、そもそも収容期間に上限がなく、収容の必要性・相当性は行政の裁量で判断されています。特にここ数年、収容の長期化が顕著となっています。

近年、諸外国では、収容を必要最低限に限り、収容に代わる 「収容代替措置(Alternatives to Detention - ATD)」 を導入する動きが見られます。これは、オーストラリアの国際NGO、国際拘禁連盟(International Detention Coalition - IDC)が中心となって各国で展開され、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も積極的に推進するものです。個人の権利と福祉、尊厳を守り、収容せずにどのようなプロセスがもてるのか、模索が続けられています。なんみんフォーラムは、2011年より、IDCと連携し、入管庁と日本弁護士連合会とのパイロット事業の実施など、日本での収容代替措置の推進に取り組んできました。

現在、入管庁は、 退去強制する理由がある場合にも、 社会内で暮らすことを認める 「監理措置(仮称)」 の創設を検討しています。難民認定申請者だけでなく、さまざまな外国籍の人々が対象になると考えられますが、「監理人(仮称)」とする民間人の「監理」に付すことなどが検討されています。

一方、その検討の只中にあった 昨年8月には、 国連人権理事会恣意的拘禁作業部会(WGAD)が、日本の難民認定申請者2名の長期間に渡る収容について、自由権規約に違反する恣意的な拘禁であるという意見を採択しました。

不必要な収容を行わずして、社会の中で生活する環境作りと、人々の在留状況の解決に向けて、どのような法制度や取り組みが必要なのでしょうか。FRJのこれまでの経験や支援現場の声、国際的潮流や諸外国の事例、そして進む入管法改正の動きを取り上げながら、日本の長期収容問題とその解決策を考えます。

プログラム(予定)

  • 15:45 開場
  • 16:00 開会・開会挨拶
  • 16:15 「日本の長期収容問題について:国際人権基準に照らして」
    樋口利紀(アムネスティ・インターナショナル日本 キャンペーン・ コーディネーター)
  • 16:30 「収容代替措置について:国際的潮流と日本への示唆」
    生田志織(認定NPO法人 難民支援協会(JAR)渉外チーム 政策提言担当)
  • 16:55 「通常国会で提出が予定されている入管法改正案について」
    赤阪むつみ(認定NPO法人 難民支援協会(JAR)渉外チームマネージャー、なんみんフォーラム(FRJ)理事)
  • 17:10 質疑応答
  • 17:25 まとめ・閉会

日時

2021年2月10日(水) 16:00-17:30

開催方法

オンライン(zoomを使用)

参加費

無料

定員

450名

お申し込み

2月7日(日)までに、 >こちらのリンクより事前登録をお願いいたします。
※定員になり次第締め切らせていただく場合がございます。
※開催前に接続先URLを申し込み時のE-mail宛にお送りいたします。

主催・お問い合わせ

NPO法人なんみんフォーラム
電話: 03-6383-0688/Email: info@frj.or.jp (担当:檜山)
アムネスティ日本は、なんみんフォーラムの加盟団体です。

※このイベントは、JANICグローバル共生ファンドの助成を受けています。