このイベントは新型コロナウイルス感染拡大をうけて延期とさせていただきます。近日中にオンラインで開催する予定です。北京五輪が始まる2月4日前後には開催したいと考えております。詳細はイベント欄にて追ってご案内いたします。
北京五輪の影で、中国の少数民族がどんな思いを抱いているのか――。
2022年2月、北京五輪が開催されます。
その14年前の2008年。ひとりのチベット人が、北京五輪について、チベット人の率直な思いを映像にまとめ、発表し逮捕されました。彼の名は、ドゥンドゥップ・ワンチェン。政治犯として6年の獄中生活を経て2017年に米国に奇跡的に亡命を成功させました。
彼が制作し逮捕のきっかけとなった映画と、その家族の軌跡を追ったドキュメンタリー映画の上映、そして家族の長女で米国に暮らすダドゥンをオンラインでつなぎ、14年前からこれまでのこと、北京五輪 2022への思いなどを語ってもらいます。ぜひ、お越しください。
日時
2022年1月22日(土)13:30~16:30(13:15開場)
スケジュール
- 13:30『恐怖を乗り越えて』上映
- 14:00『ラモツォの亡命ノート』上映
- 15:40 長女のダドゥン&小川真利枝(『ラモツォの亡命ノート』監督)トーク
家族が米国で再会した秘蔵映像もご紹介!
場所
東京ウィメンズプラザ・ホール
(東京都渋谷区神宮前5−53−67)
参加費
1,000円 ※Peatixにて事前申し込みは800円
お申し込み
このイベントは新型コロナウイルス感染拡大をうけて延期とさせていただきます。近日中にオンラインで開催する予定です。北京五輪が始まる2月4日前後には開催したいと考えております。詳細はイベント欄にて追ってご案内いたします。
映画紹介
『恐怖を乗り越えて』(2008年・25分・日本語字幕)監督:ドゥンドゥップ・ワンチェン(Dhondup Wangchen)
1974年、チベット人が多く暮らす青海省化隆回族自治県の農家に生まれる。北京五輪を控えた2007 年よりチベット人100人以上に「五輪をどう思うか?」「チベットに自由はあるか?」などインタビューした映像を撮影し、ヨーロッパの映画関係者の協力を得て映画『恐怖を乗り越えて』を発表。08年3月に不当に拘束され、国家分裂を扇動した罪で逮捕される。アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなど世界中の人権団体によって彼の釈放運動が広がり、12 年に獄中にいながらにして「国際報道自由賞」が贈られた。14年、刑期を終え釈放されたものの、中国当局の監視が続き自宅軟禁状態になる。17年、亡命に成功し、米国で生活する家族と10 年ぶりに再会。現在は米国で暮らし、講演生活を続ける。
『ラモツォの亡命ノート』(2017年・93分・日本語字幕)監督:小川真利枝
主人公のラモツォはチベット人。夫ドゥンドゥップが政治犯として逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった。最初の亡命先は、インドのダラムサラ。そこで彼女は、道端でパンを売りながら、4人の子どもと義父母を女手ひとつで養った。学校へ行ったことがないラモツォが、人知れず続けていたのがビデオカメラに日記をつけること。その映像には歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きるひとりの女性の姿がうつっていた。映画は、ラモツォがスイスを経てサンフランシスコに辿り着くまでの6年を、80時間におよぶビデオ日記とともに描いた。
トークゲスト:ダドゥン・ワンモ (オンライン登壇)
1992年チベット自治区生まれ。ドゥンドゥップとラモツォの4人の子どもの3番目・長女。幼いときに、両親に連れられふるさとチベットからヒマラヤを越えてインドのダラムサラに亡命。その後、両親と離れチベット難民の子どものための寄宿舎「チベットこども村(TCV)」で生活する。2017年、きょうだい4人とインドから米国へ渡り、母と生活を始める。家族のなかで母を支え、怠け者の兄を叱り、頼れる存在。現在、アルバイトをしながら米国の専門学校に通う。
お問い合わせ
family_of_tibetan_asylees@googlegroups.com
※新型コロナウイルス関連でキャンセルになる場合がございます。詳細はPeatixにてご確認ください。
主催
「チベットの映画上映&トーク」実行委員会
共催
明治大学現代中国研究所、アムネスティ・インターナショナル日本 中国チーム