7月26日、東京拘置所で加藤智大さんの死刑が執行されました。私たちはこの執行に強く抗議します。
加藤智大さんは、2008年に「秋葉原事件」を起こし死刑が確定しました。家庭内虐待の問題、最底辺の派遣労働問題、ネット依存など、格差と貧困社会の中で分断され、追いつめられ、犯した事件でした。幼少時に受けた虐待が精神的に大きく起因した事件であるうえに、現在再審請求中であり、許されざる執行です。
獄中で表現し続けることで自分と向き合い、考え続けてきた彼の命を絶つことは、事件そのものの解明を閉ざすことです。京都アニ放火事件、元首相殺害事件など底辺からの反逆ともいうべき事件の根絶は、社会を変えることから始めるべきではないでしょうか。
この集会では、執行された加藤智大さんの姿を知り、今回の死刑執行の意味を問い、いつまでも続く死刑社会をどう止めるかを考えたいと思います。 これ以上、この国の野蛮な死刑執行を許してはならない。
日時
2022年8月18日(木) 17:00〜19:00
場所
参議院議員会館101会議室
※参議院議員会館 1階ロビーで 16:30から入館票を配ります。
発言
- 雨宮処凛
- 香山リカ
- 太田昌国
- 安田好弘ほか
主催
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
NPO 法人監獄人権センター
「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク
死刑をなくそう市民会議
被害者と司法を考える会
お問い合せ
死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90
東京都港区赤坂 2-14-13港合同法律事務所気付
TEL:03-3585-2331/FAX:03-3585-2330