日本で最後に死刑が執行されてから500日以上が経ちます。ついに、日本で強い政治的決断または大きな世論の動きがあり死刑制度を見直すことになったのか、と思ってしまいますが、残念ならが答えはNOです。今年に入り、すでに2つの死刑が確定されてしまいました。このような日本で死刑制度廃止の潮流を作るには、どんな方法が考えられるのでしょうか。
世界各国の死刑廃止運動を支援し、実際に数カ国で死刑制度の廃止に導いた経験を持つイギリスの国際NGO「Death Penalty Project」のソール・レーブロインドさんが世界から見た日本の死刑制度について話します。日本の死刑制度に関しては、最近YouTubeやPodcastなどで同制度についての解説員として活躍している立正大学法学部の丸山泰弘教授にお話ししてもらいます。「市民の、市民による、市民のための刑事政策」を訴える丸山教授は、死刑制度に関しての議論が国内で足りていないことに警鐘を鳴らしています。
当日は、会場参加者からのご質問も受け付けます。
今後、日本でどのような死刑廃止運動を展開していけるのか、一緒に考えてみましょう。
日時
2024年2月19日(月)18:30~20:00
※申込締切:2月19日(月)12:00
プログラム
- 開会
- ソール氏:イギリスにおける死刑廃止の歴史とデス・ペナルティープロジェクトの活動(30分)★逐次通訳
- アムネスティ日本死刑廃止東京チームコーディネーター(片山):アムネスティの世界の死刑廃止運動紹介(10分)
- 丸山教授:最近の死刑判決と日本における死刑への理解について(15分)
- 意見交換:登壇者「日本で死刑廃止をするには何が必要?」
- 質疑応答:参加者から
場所
アムネスティ日本 東京事務(定員20名)
登壇者
■ソール・レーブロインドさん(国際NGO「Death Penalty Project」の共同設立者・共同執行役員)
■丸山 泰弘 さん(立正大学法学部:刑事政策・犯罪学)
■片山博彦さん(アムネスティ日本・死刑廃止東京チーム)
参加方法
下記のフォームからお申し込みください。
https://forms.office.com/e/g14MMTvmxn
主催・お問い合わせ
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
E-mail:camp@amnesty.or.jp