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【東京】<世界人権デー2025> Don't control us ! 声を統制させないために〜手紙を書いて、対話して、世界中で人権のために行動する日〜

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<世界人権デー2025> Don't control us ! 声を統制させないために〜手紙を書いて、対話して、世界中で人権のために行動する日〜

12月10日は「世界人権デー」です。1948年のこの日、パリで開かれた国際連合総会で、すべての国と人が守るべき共通の基準として「世界人権宣言」が採択されました。その2年後の国連総会で、私たち一人ひとりが「人権について考える日」として、この12月10日は「人権デー」と定められました。

アムネスティ・インターナショナルはこの日を、「人権のために行動する日」として、世界中でハガキ書きのイベント「ライティングマラソン」をはじめ、さまざまなイベントを開催しています。

今年のテーマは「Don't control us ! 」

私たちの「声」は、より良い未来を形作り、すべての人が尊重される社会を作るためにもっとも大切なものです。どんな人も尊厳を持って生きられる社会には、どんな人の声も聞き入れられる場がなくてはなりません。しかし、今世界中で、この「声」を自由に上げられる場が萎縮していってしまっています。

フェイクやデマ、ヘイトや差別が行き交い、社会に生きる私たちみんなが不安を抱えている今こそ、私たちには「声」が必要です。隣に座った誰かと。違う属性を持って生きる誰かと。同じ痛みを抱える誰かと。社会の中でともに生きる私たちが、「ちょっと怖いかも」「ちょっと恥ずかしいかも」そんな壁を乗り越えて、お互いに敬意を払いながら語り合う。今年の人権デーは、そんな日にしてみませんか。

日時

2025年12月7日(日) 11:30〜19:30 (開場11:15)
※ワークショップ (16:30〜)のみ、事前申し込みが必要です。

場所

ワテラスサロン ワテラスコモン1階
(千代田区神田淡路町2-101/JR御茶ノ水駅徒歩3分、新御茶ノ水駅徒歩2分)

参加費

100円〜カンパ大歓迎!
※ワークショップ (16:30〜) のみ有料。

ドリンクコーナー (12:00~18:00)
こだわりコーヒー(有料)
こだわりハーブティと有機茶(一部有料)

プログラム

常設

Write for Rights(ライティングマラソン)手紙書きコーナー

人権侵害が起きている国の政府や当局に対して、世界中でたくさんの人たちが手紙や署名を書いて、改善を訴えます。あなたも一緒にペンを手に取り、人権のために手紙を書いてみませんか?

11:30-12:30

Write for Rights(ライティングマラソン)2025年ケース紹介

今年のライティングマラソンは世界中の8つのケースを取り上げ、全世界で一斉に改善を求めるアクションを起こします。ノルウェイのトナカイ飼育農家の訴えから、政府に対して声を上げたことで拘束されているチュニジアやカンボジアのアクティビストなど、コミュニティや個人の尊厳が攻撃されている世界のケースについて解説します。

13:00-14:15

ユース企画:私たちの声からはじまる人権のストーリー

政治家でも、官僚でも、社長でも、専門家でもない無名の私たち若者だからこそ、もっといい、新しい世界を描き出せるはず...!現役の活動家・学生4名が、問題意識を持つに至ったきっかけ、どんな思いでどんなアクションを起こしたか、活動する中で嬉しかったこと・つらかったこと、これから目指したい社会などについて話します。人権侵害、不条理に直面した時、私たちにできることはなんだろう。あなたの人生の物語から、人権とアクティビズムを考えてみませんか?

■ 中村眞大さん (フリーライター / NPO法人School Liberty Network 代表)

中村眞大さん

2002年生まれ。フリーライターとして取材活動を行うほか、高校時代から校則問題に取り組む。編著『わたしたちの世界を変える方法 アクティビズム入門』(河出書房新社)

■ 飯沼雄介さん (Climate Live Japan 実行委員会 同志企業担当)

飯沼雄介さん

大学を卒業して4年目 「気候変動×音楽」というテーマで活動中。 人権問題と聞いて思い浮かぶ言葉→人格否定

■ 白坂リサさん (表現者、ライター)

白坂リサさん

「近代」への問題意識、メルマガ「白坂リサの「熱血!最前線」」配信中。Xアカウント@organ3174

14:45-16:00

パレスチナ企画:ガザをめぐる支配の構造に迫る〜停戦は本当の解決か?〜

10月10日、イスラエルとハマスの間で「停戦合意」が結ばれました。この知らせは日本でも大きく報じられましたが、それ以降、パレスチナをめぐる報道は減り、あたかも事態が収束に向かっているかのような印象が広がっています。

しかし、イスラエルは「ハマス側の合意違反」などを理由にガザ地区への攻撃を継続し、いまなお市民の犠牲が相次いでいます。 国際社会からは非難の声が高まり続けているにもかかわらず、なぜ攻撃は止まらないのか。停戦という言葉が示す「平穏」は、なぜ現地では実現していないのか。そして、占領、封鎖、暴力の連鎖を生んできた構造的な問題はどこにあるのか。

今回の企画では、長年パレスチナ/イスラエル問題をフィールドワークの視点から読み解いてきた社会思想史研究者の早尾貴紀さんをお迎えし、報道では捉えきれない事態の本質、停戦後のガザで何が起きているのか、そして日本に暮らす私たちがこの問題をどのように理解すべきなのかをともに考えます。

■ 早尾貴紀さん (1973年生まれ、東京経済大学教員、社会思想史)

早尾貴紀 さん

2002-04年ヘブライ大学客員研究員として東エルサレム在住、ヨルダン川西岸地区とガザ地区とイスラエルでフィールドワーク。甲府市に在住し、ブックカフェ「本と珈琲 カピバラ」を運営、読書会やブックトークを企画している。著書:『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』(皓星社)、『いつの日かガザが私たちを打ち負かすだろう』(青土社)、『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社)など訳書:ジョー・サッコ『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly)、ハミッド・ダバシ『イスラエル=アメリカの新植民地主義』(地平社)、サラ・ロイ『なぜガザなのか』(青土社)など

16:30-18:00

<Activism企画>Philosophy Workshop:対話 for rights 体験

※要事前申込(有料)、定員20名
お申し込みはこちら

話し合う。聴き合う。それだけのこと。もっと言えば、顔を合わせ、膝をつき合わせ、共に在る。それだけのことが、どうしてこんなにも難しくなってしまったのでしょう。今、私たちにはもっと「対話」をする場が必要なのではないでしょうか。そうした問題意識のもと、哲学対話という手法を用いて全国で対話の実践を続けている永井玲衣さんを講師に迎え、「対話を対話する」ワークショップを開催します。

「声をあげる」とともに――
私たちの生活の中に、新たな"対話のスペース"を生み出すことを目的とした実践です。Yes, and WSとともに、令和の時代のcivic spaceのあり方を、参加される皆さんと共に探っていきます。この場では、全員が講師であり、参加者です。共に語り、共に考えながら、新しい時代の「場」を一緒に作りましょう。

■ 永井玲衣さん

永井玲衣 さん

人びとと、ききあい考えあう対話の場を各地でひらく。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)『世界の適切な保存』(講談社)『さみしくてごめん』(大和書房)『これがそうなのか』(集英社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。

■ 林 拓郎さん

林 拓郎さん

個々の表現力を高め、アイデアを無限に引き出す手法として欧米のクリエティブ産業でも用いられる「Yes, and」のワークショップ講師。誰もが対等に話せる健全なコミュニケーションを社会に広げることをミッションに、役者時代に学んだYes, and演劇ワークショップを企業や団体などで行っている。

18:00-19:00

手紙書き・交流会

会場を全てオープンにし、手紙書きしながら交流できる時間を設けます。

主催・お問い合わせ

公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
Email:camp@amnesty.or.jp