モーリタニア:反奴隷制活動家が釈放される

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2016年5月24日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:モーリタニア
トピック:

5月17日、モーリタニア最高裁判所は、奴隷制廃止に取り組む活動家のビラム・ウルド・ダー・ウルド・アベイドさんとブラヒム・ビラルさんの釈放を命じ、2人は釈放された。2人は20カ月間服役していた。

釈放のために活動をしてきたすべての人たちにとって、この判決は大きな安堵であり、歓迎したい。

当局は、これを機に人権活動家の弾圧をやめ、ブロガーのモハメド・ムカイシャさんをはじめとした、平和的な活動で拘束されている人たちを釈放すべきである。

背景

アベイドさんはNGO奴隷制廃止運動復活イニシアティブ(IRA)の代表であり、前回の大統領選挙で次点だった人物だ。

昨年1月15日、非公認団体への加入、未許可の集会への参加、拘束に抵抗したなどの容疑で、ビラルさんらと共に2年の実刑判決を受けていた。

最高裁判所は起訴事実を見直した上で刑は1年が妥当だと判断し、それに基づき2人の釈放を命じた。

アムネスティ国際ニュース
2016年5月17日

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