- 2019年1月27日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:エクアドル
- トピック:難民と移民
エクアドルのレニン・モレノ大統領は最近、ベネズエラ人の入国を制限する方針を打ち出した。
モレノ政権は、国外からの庇護を求める人びとの権利を保護し、また、国内にはびこる暴力事件の捜査、処罰、再発防止に取り組む責任を負う。
同国では、ジェンダーに基づく暴力や女性の殺害など深刻な事件が後を絶たない。
政権には、これらの犯罪行為を捜査し、加害者を処罰し、事件の再発を防ぎ、女性らの安全を確保する義務がある。これらの暴力問題は、移民・難民が引き起こしているのではない。暴力を許す文化や蔓延する暴力に総合的な対策を怠ったからなのである。
こうした暴力でさらなる外国人嫌悪を生まないようにしなければならない。また、暴力が蔓延していることを理由に、人権侵害が横行するベネズエラなど周辺諸国から保護を求める人びとをいっそう窮地に追いやってはならない。
アムネスティはモレノ大統領に対して、国際的な保護を求める人びとの入国制限方針を撤回し、また、国内の女性や社会的弱者への暴力への対応を強化することを求める。
アムネスティ国際ニュース
2019年1月21日
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