最新情報:
2014年10月18日 (stop情報)
更新履歴:
2014年1月31日 (更新情報)
2013年11月13日 (更新情報)
2013年8月16日
国名:
ミャンマー(ビルマ)
対象者:
チョーラーアウン(男性)
期限:
2014年11月18日
配信日:
2014年10月18日
UA No:
213/2013

人権擁護活動家のチョーラーアウンさんがビルマ(ミャンマー)内の刑務所から大統領の恩赦の一環として釈放された。何らかの「不法な活動」に関わった時点でまた収監されることに同意する文書に署名することを要求された。

10月7日にイスラム教徒でありロヒンギャの人権擁護活動家のチョーラーアウンさんが西ビルマのラカイン州にあるシットウェ刑務所から釈放された。この釈放はその日の早くにビルマ政府によって発表された囚人への恩赦の一環であった。アムネスティ・インターナショナルは、刑期が残り6カ月を切っていたため釈放されたと認識している。彼の健康状態はよくなく、高血圧と関節炎を患っていると言われている。

チョーラーアウンさんは、刑事訴訟法401条に基づいて釈放された。この項目によって大統領は囚人を釈放する権限を持つことができる。また、この条文により、釈放後「大統領が判決の延期や減刑の条件が満たされていないと判断」した場合、残りの刑期を務めるために再び収監される。今回釈放にあたり、何らかの犯罪または「不法な活動」に関わらないこと、もし関わった場合には刑期の残りを務めなければならない、という条件に同意する文書に署名することを要求された。

チョーラーアウンさんは2013年7月15日に逮捕されて以来、拘禁されていた。今年9月26日にシットウェ裁判所は「暴動行為」に有罪判決を下し、18カ月の懲役を科した。アムネスティはこの起訴は政治的な要因があるとみている。

アムネスティは釈放を歓迎はするものの、そもそも収監される行為は何も犯していないという事実は見過ごすことができない。

この緊急行動に参加してくださったすべての人びとに心から感謝します。アムネスティは、今後も状況の監視を続けますが、緊急行動はひとまず終了します。